
食べる量は控えめにしているのに、なぜか脂肪が減らない!
多くの人が悩むその原因には、腸内環境が大きく影響しているようです。
実は、腸内に存在する「デブ菌」が多いと、脂肪が溜まり肥満体質へ向かうことが避けられないと言われています。
そのデブ菌に対抗するのが「痩せ菌」であり、痩せる体質になるにはデブ菌よりも、「痩せ菌を」増やす必要があるんです。
そこで本記事では、デブ菌の正体、腸内フローラとの関係、痩せ菌を増やす食生活、デブ菌を減らすダイエット習慣について解説します。
デブ菌を減らして、適正な体質を目指しましょう。
***目次***
肥満の原因は「デブ菌」!腸内フローラと脂肪が溜まる関係は?

(デブ菌とは?)
「悪玉菌」とも言われていますが、腸内フローラ(腸内にいる膨大な細菌の集まり)の中で、脂肪を溜めこむ働きをする細菌のことで、医学的な正式名称ではありません。
聞いただけでも、なんとなくわかりやすいという俗称なのです。
そのデブ菌に対抗する性質であり、エネルギーを活発化して、脂肪が溜まりにくくする細菌を「痩せ菌または善玉菌」と呼んでいます。これも同じく俗称です。
これらの他にどっちつかずの「日和見菌」とという細菌を合わせて、三つのタイプが腸内で、増えたり減ったり活動しています。
(腸内フローラと脂肪が溜まる関係は?)
腸内フローラは、数百兆個もの細菌からなっており、大きく分けると「デブ菌・痩せ菌・日和見菌」の三つがバランスを保っています。
このバランスが何かの原因で崩れ、デブ菌が増えると、食べた栄養を過剰に吸収し脂肪として溜まるので、「太りやすい体質」になってしまいます。
逆に痩せ菌が増えると、余分な脂肪が溜まりにくくなるので、「痩せる体質」になっていくというわけです。
そして、極端な言い方をすれば、同じ量の食事をしたとしても、デブ菌の多い人はデブへ、デブ菌の少ない人はデブにならないということなのです。
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痩せ菌を増やして痩せ体質へ!腸内環境を整える食生活とは?

(痩せ菌とは?)
腸内で脂肪が溜まるのを防ぎ、エネルギー代謝を高める働きをする善玉菌の一種です。
代表的なものには、有名なビフィズス菌やバクテロイデス門属などがあります。
(痩せ菌を増やすには?)
痩せ菌を増やすには、腸内環境を整えるための食生活が必要なので、食物繊維やオリゴ糖などをどんどん積極的に食べましょう
具体的におすすめの食品には以下のものがあります。
・食物繊維が豊富な食品
・・・昆布、わかめ、ひじき、海苔などの海藻類、きのこ、豆類、大麦、オートミール、アボカド、オクラ、芽キャベツなど。
・オリゴ糖が豊富な食品
・・・玉ねぎ、にんにく、バナナ、ネギ、蜂蜜、アスパラガス、豆類など。
・発酵食品
・・・納豆、ヨーグルト、味噌、キムチなど。
これらの食品を色々組み合わせて、毎日続けて摂るようにしましょう。
(デブ菌を抑える)
デブ菌を増やす食品は、なるべく控えるようにした方が良いです。
・高脂肪、高カロリーの食品は、なるべく避けるようにしましょう。
・ファーストフードは、ほどほどに。
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デブ菌を減らせ!ダイエット習慣は腸から始めよう!

デブ菌を減らすには、食生活の改善の他に、生活習慣の見直しも必要となります。
そして、腸内環境を整えることで、脂肪を溜めにくい体を手に入れましょう。
(水分補給と排便習慣)
・こまめに水分補給
・・・水分不足は便秘を引き起こし、腸内のデブ菌を増やす原因になります。
水分補給をこまめにすることで、老廃物をスムーズに排出できるようにしましょう。
・排便習慣
・・・毎日、ほぼ決まった時間にトイレに行く習慣を身に付け、腸にリズム感をつけます。
また、便意が起きたときには、我慢しないようにします。
(快適睡眠とストレスケア)
・質の高い睡眠
・・・睡眠不足は腸の働きを乱すことがあるので、可能な限り同じ時間に寝起き(7~8時間)するように心がけましょう。
良質な睡眠で腸の乱れを防ぎ、修復作業を後押ししましょう。
・ストレスケア
・・・ストレスを感じたら、深呼吸や軽いストレッチで落ち着きを取り戻しましょう。
自分に合ったリラックス方法を見つけて、緊張感を和らげましょうね。
(適度な運動習慣で腸を活発化)
適度な運動で腸の扇動運動を促進します。強い運動でなくてもオッケーです。
・ウォーキング
・・・基本的な軽い運動で、一日20~30分程度のウォーキングなど、お腹に負担を掛けすぎない運酸素運動が良いですね。
・ストレッチ
・・・お腹周りをマッサージするとか、軽く腰を捻るストレッチなどを中心に行うことで、腸の動きを刺激します。
血流も良くなり、腸内環境の改善にもつながります。
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まとめ
腸内環境を整えることは、単に「痩せる」だけでなく、体全体の健康を底上げする習慣でもあります。
無理な食事制限をするよりも、腸を喜ばせる生活リズムを続け、リバウンドしない本当のダイエットを目指しましょう。