
複数の企業を受験していると、第一志望の合否が出る前に、他社から内定をいただくケースは少なくありません。
提示された回答期限までに第一志望の合否が分からない場合、必要になるのが「内定保留」の手続きです。
本記事では、スムーズに就職活動を進めるために知っておきたい、内定保留の依頼メール、承諾・辞退時のお礼メールの書き方と注意点を分かりやすく解説します。
***目次***
内定保留とは?内定保留は相手企業へメールで依頼

内定保留とは?
内定保留とは、第一志望の合否を待つ間などに、他社から得た内定の承諾期限を延長してもらう手続きのことです。
内定保留を依頼する際の3つの基本
内定の保留は自動的には認められません。トラブルを防ぐために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
1.回答期限は通常1週間程度
内定の承諾期限は「通知後1週間以内」が一般的です。
この期間内に「入社」か「辞退」を決断する必要があります。
2.期限内に決断できない場合は必ず連絡する
期限内の決断が難しい場合は、必ず企業側へ期限延長の相談(内定保留の依頼)を行い、許可を得る必要があります。
無断での期限超過は厳禁です。
3.依頼は「メール」で行うのがスムーズ
保留の依頼はメールで行うのがおすすめです。
用担当者の時間を奪わず、文面として記録に残るため、言った・言わないのトラブルを防げます。
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相手企業へ内定保留依頼をするときのメール例文は?

内定保留メールを送る際の3つの注意点
企業に期限の延長をお願いする際は、誠意が伝わる記述を心がけましょう。
1.理由は正直かつ前向きに伝える
「他社の選考結果を待ちたい」「家族と相談して決めたい」など、本当の理由を伝えて問題ありません。
ただし「貴社への入社を前向きに考えている」という姿勢を添えることが大切です。
2.「保留は当然」という態度はNG
保留の決定権は企業側にあります。
一方的に期日を指定するのではなく、「お時間をいただけますでしょうか」と相談するスタンスを意識してください。
3.面接時の発言との矛盾に注意する
面接で「御社しか受けていない」と伝えていた場合、「他社の結果を待ちたい」という理由は矛盾が生じ、不信感に繋がります。
その場合は「人生の重大な決断として、もう一度慎重に熟考したい」などの表現を選びましょう。
内定保留のお願いメール 例文
①件名:内定保留のお願いとご連絡(〇〇大学 斎藤幸一)
件名は「内定保留」の言葉を入れます。
本文にも自分の名前を入れますが、件名にも名前を入れた方が、企業担当者が件名整理しやすいです。
②本文:〇〇会社 人事部〇〇様
お世話になっております。〇〇大学 斎藤幸一 と申します。
③この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
素晴らしい評価をいただき、心より感謝申し上げます。
④すぐにでもご承諾の返事をすべきですが、他にも選考中の会社があり、その結果を聞いた上で最終的に判断したいと考えております。
・・・内定保留をしてほしい理由を記載する。
⑤つきましては、内定に対する返事について、申し訳ございませんが、〇月〇日までお待ちいただくのは可能でしょうか?
・・・内定保留の決定権は相手企業にあるので、「内定保留が可能なのか」を聞きます。
あくまでもお願いということです。
⑥貴社への入社を前向きに考えていますが、今後の人生に関わる重要な決断のため、しっかり検討した上で判断させていただきたいと考えています。
・・・就職先をしっかり検討するのは、悪いことではありません。
⑦こちらの事情により誠に恐縮でございますが、ご理解いただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申しあげます。
・・・この文章は、相手に失礼のないお願いという定番的な言葉。
⑧署名:氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどを明記します。
・・・必ず署名により文章を完了させる。
内定保留を認めてもらった後のお礼のメール例文

(内定保留のお礼は、メールで迅速に)
こちらの都合で内定保留のお願いをしているので、認めてもらった迅速にお礼メールを送ります。
お礼メールは長文にしないで、簡潔にお礼を伝えます。
(内定保留のお礼メール 例文)
①件名:内定保留の確認とお礼 〇〇大学 斎藤幸一
・・・件名の後に名前を記載すると、相手がメールを整理しやすいです。
②本文:〇〇会社 人事部〇〇様
お世話になっております。〇〇大学 斎藤幸一 です。
・・・相手先の担当者名と挨拶文、自分の名前を記載。
③内定保留のご連絡ありがとうございました。
この度の私の勝手な都合を認めてくださり誠にありがとうございます。
・・・内定保留をしてくれたことに対して、お礼を述べる。
④〇月〇日までには必ずご返事いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
・・・何時迄に返事をすると明記し、お願いします。
⑤署名:氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどを明記します。
内定保留を認められたら「迅速な返信」が鉄則

企業から内定保留の許可をもらったら、当日中、遅くとも翌営業日の午前中までに迅速にお礼メールを送りましょう。
こちらの勝手な要望を受け入れてもらった立場であるため、長文は避け、「承諾への感謝」と「回答期限の再確認」を簡潔に伝えるのがマナーです。
(内定保留期間内での内定承諾 例文)
①件名:内定承諾のご連絡 〇〇大学 斎藤幸一
②本文:〇〇会社 人事部〇〇様
お世話になっております。〇〇大学 斎藤幸一 です。
③不在や休日の場合:直接の連絡がつきませんでしたので、メールにて失礼いたします。
・・・直接連絡もしてみたということを述べます。
④この度は内定保留をしていただきまして、ありがとうございました。
・・・内定保留を認めてくれていることに対して、感謝の気持ちを伝える。
⑤改めまして内定の件につきましては、謹んで内定をお受けさせていただきます。
・・・内定について承諾をするとはっきり記載する。
⑥貴社に入社後は、一日でも早く貴社の一員として貢献できるように努力いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
・・・入社後の意気込みを述べ、感謝の気持ちを伝える。
⑦署名:署名:氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどを明記します。
まとめ
内定保留の依頼やその後のやり取りは、就活生としてのモラルが試される場面でもあります。
企業の好意に対して感謝と誠実な姿勢を忘れず、後悔のない選択ができるよう慎重に就職活動を進めていきましょう。