
ビジネスメールや目上の人と話す際、「なので」「したがって」「ついては」といった接続詞の使い分けに迷うことはありませんか?
これらは意味が似ていますが、フォーマルな場面(敬語表現・書き言葉)では適切な言葉に言い換える必要があります。
本記事では、これら3つの接続詞の正しい使い分けと、ビジネスで役立つ敬語への言い換え例を分かりやすく解説します。
***目次***
「なので」「ついては」「したがって」の使い分けまとめ

3つの接続詞は、それぞれ使われる「場面(フォーマル度)」と「後に続く内容」に明確な違いがあります。
| 接続詞 |
主な意味・役割 |
おすすめの利用シーン |
| なので |
原因・理由を表す(だから) |
日常会話・カジュアルな場面 |
| ついては |
理由を受けて提案・依頼する(そこで) |
ビジネスメール・案内文 |
| したがって |
論理的な結果・結論を導く(それゆえに) |
ビジネス文書・レポート・論文 |
各接続詞の特徴とビジネス例文
1. なので(カジュアル表現)
原因や理由を表す身近な言葉ですが、敬語ではないためビジネスや公的な文書では使用を避けるのがマナーです。
・例文
「明日は雨の予報なので、傘を持っていきます」
2. ついては(ビジネスでの提案・案内)
前述の決定や事実を受けて、「それに関して、次のアクション(お願いや案内)へ移る」際に使います。
・例文
「新プロジェクトが始動しました。ついては、来週会議を開催します」
3. したがって(論理的な結論)
前の内容から論理的に考えて「当然そうなる」という結果・結論を導く、非常に硬い表現です。
・例文
「A社の条件を満たしています。したがって、契約に問題はありません」
話し言葉・書き言葉で変わる!接続詞の敬語言い換え一覧

ビジネスシーンや目上の人と接する際、接続詞の選び方ひとつで文章や会話の印象は大きく変わります。状況に合わせて、適切な「書き言葉(敬語表現)」に言い換えましょう。
| 元の言葉 |
話し言葉(口頭での敬語) |
書き言葉(メール・公的文書) |
| なので |
ですので / そのため |
したがって / つきましては※ |
| ついては |
(あまり口頭では使わない) |
つきましては / そこで |
| したがって |
ですから / そのため |
したがいまして / よって |
【パターン別】ビジネスで使える正しい言い換え例文
1. 「なので」の言い換え
「なので」は敬語ではないため、ビジネスシーンでは必ず言い換えます。
・NG(カジュアル)
「電車が遅れた。なので、遅刻しました」
・OK(ビジネス)
「電車が遅延いたしました。そのため、遅刻してしまいました」
2. 「ついては」の言い換え
「ついては」は少し硬い表現です。
ビジネスメール等では、より丁寧な「つきましては」を使うのが一般的です。
・NG(カジュアル)
「新店がオープンします。ついては、今日会議をします」
・OK(ビジネス)
「新店舗がオープンいたします。つきましては、本日会議を開催いたします」
3. 「したがって」の言い換え
「したがって」は論理的で少し冷たい印象を与えることがあるため、より丁寧な「したがいまして」や「そのため」に言い換えると好印象です。
・NG(カジュアル)
「不備がありました。したがって書類を返却します」
・OK(ビジネス)
「不備がございました。したがいまして、書類をご返却いたします」
まとめ
日常会話で使うカジュアルな接続詞は、ビジネス文書や公式な場面でそのまま使うと、稚拙な印象を与えてしまうリスクがあります。
特に取引先や目上の人とやり取りをする際は、場面に応じた適切な「書き言葉(敬語表現)」を選ぶことが大切です。
正しい接続詞の使い分けを身につけ、より円滑で洗練されたビジネスコミュニケーションを目指しましょう。