
寒さの厳しい季節、室内の暖かい空気と外気の温度差によって発生する「結露」。
一戸建てだけでなく、気密性の高いマンションでも窓や壁に結露が生じることがあります。
そのまま放置してしまうと、カビの発生につながり衛生面でも良くありません。
家族の健康を守るためにも、正しい知識で見出し、早めに対策を打つことが重要です。
そこで今回は、マンションの壁が結露する主な原因をはじめ、すでにできてしまったカビの除去方法、そしてすぐに実践できる湿気対策をまとめました。
***目次***
マンションの壁に結露が発生する主な原因

マンションの壁にカビが発生する最大の原因は「結露」です。
室外と室内の温度差に加え、室内の湿度が高くなることで結露が発生しやすくなります。
主な原因として、以下の7つが挙げられます。
1.日当たりの悪い部屋の換気不足
壁や床が冷えやすく、空気も滞るため結露が起きやすくなります。
2.窓の結露の放置
窓についた水分をそのままにすると、室内の湿度がさらに上昇します。
3.加湿器の過剰な使用
長時間の使用により、必要以上に部屋の湿度が高くなります。
4.家具の配置
家具を壁に密着させて置くと、裏側の風通しが悪くなります。
5.調理時の換気不足
料理やお湯を沸かす際に出る水蒸気が、室内に充満します。
6.洗濯物の部屋干し
水分を含んだ洗濯物を干すことで、室内の湿気が急増します。
7.入浴後の換気不足
浴室の湿気がそのまま室内に流れ込んでしまいます。
マンションの壁にできたカビを安全に除去する3つの方法

壁にカビを見つけたら、放置せずに早めに対処することが大切です。
壁紙を傷めないよう、以下の正しい手順で除去しましょう。
1. 消毒用エタノールで拭き取る
軽度のカビに有効な方法です。
・手順
濃度約80%の消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ、カビが気になる部分に吹き付けます。
その後、エタノールを含ませたきれいな布で、カビを外側から中心に向かって優しく叩くように拭き取ります。
2. 酢と重曹を活用する
小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心のナチュラルクリーニングです。
・手順
お酢(またはクエン酸水)を布に含ませてカビを優しく拭き取った後、重曹水(水1Lに対して大さじ1杯)を浸した布で仕上げ拭きをします。
3. 壁紙用の市販カビ取り剤を使う
頑固なカビには専用のクリーナーが効果的です。
・手順
必ず「壁紙用(クロス用)」と記載された製品を選んでください。
お風呂用の強力な塩素系スプレーは壁紙を傷める可能性があるため避け、まずは目立たない場所で色落ちがしないか試してから使用しましょう。
作業時の注意点
カビ取りを行う際は、カビの胞子を吸い込まないよう「マスクの着用」と「徹底した換気」を必ず行ってください
マンションの壁のカビを防ぐ!効果的な湿気・結露対策7選
湿気による結露を放置すると、壁紙(クロス)の剥がれやカビの発生原因になります。
日頃から以下の対策を行い、室内の湿度を適切にコントロールしましょう。
1.窓の結露はすぐに拭き取る
窓に水滴を見つけたら放置せず、こまめに拭き取ります。窓の結露は部屋の湿度が高すぎるサインです。
2.加湿器・除湿器を賢く使い分ける
加湿器の過剰な常時運転は避け、乾燥を防ぐ程度に留めます。
逆に雨の日や外気汚染で窓を開けられない日は、除湿器を活用しましょう。
3.調理・入浴時は「換気扇+ドア閉め」を徹底
煮炊き時や入浴後は必ず換気扇を回します。
その際、浴室やキッチンのドアを閉めておくと、他の部屋へ水蒸気が広がるのを防げます。
4.家具は壁から離して配置する
空気の通り道を作るため、家具は壁から少し離して設置します。
家具の下に敷くカーペットも通気性の良いものを選びましょう。
5.定期的な換気で風通しを良くする
室内の戸を開けて全体の風通しを良くします。
特に湿気がこもりやすい寝室やクローゼットは、こまめな換気を心がけてください。
6.部屋干しは短時間で効率よく
洗濯物を部屋干しする際は、衣類同士の間隔を空け、エアコンの除湿機能や除湿器を使って短時間で乾かします。
7.カビを見つけたらすぐに除去する
万が一カビが発生した場合は、広がらないうちにすぐ除去します。
作業時はマスクや手袋を着用し、必ず換気を行ってください。
まとめ
万が一カビを見つけた場合は、壁紙を傷めないようエタノール等を使って正しい手順ですぐに除去しましょう。
そして何より、毎日の換気や家具の配置、正しい部屋干しなど、結露を発生させない環境づくりが一番の予防策になります。
結露やカビに悩まされない快適な毎日のために、今日ご紹介した対策をぜひ役立ててくださいね。