
せっかくの楽しい海外旅行。しかし、一瞬の油断で「パスポートや貴重品を盗まれてしまった」というトラブルは後を絶ちません。
見知らぬ土地での盗難は、パニックになって当然です。
万が一のとき、まず何から動けばいいのでしょうか?
本記事では、スリに遭った直後の「初動対応」から、パスポート再発行の具体的な手順、そして旅慣れた人が実践している防犯対策までを分かりやすく解説します。
出発前のちょっとした準備で、旅の安心感は大きく変わりますよ。
***目次***
海外旅行でスリに遭ったら最初にするべきこと

楽しい海外旅行中、万が一スリの被害に遭ってしまったら……。頭が真っ白になるのは当然ですが、まずは「落ち着くこと」。焦って行動すると、さらなるトラブルに巻き込まれる危険があります。
パニックを抑え、次のステップを一つずつ冷静に進めていきましょう。
1. 犯人は追わない!まずは身の安全を確保
目の前でスリが逃げても、絶対に追いかけてはいけません。 相手が凶器を持っていたり、背後に仲間が潜んでいたりするリスクがあるからです。
まずは人通りの多い場所や近くのホテルなど、安全な場所に避難し、自身に怪我がないかを確認してください。
2. 盗まれたものを冷静に特定する
安全な場所へ移動したら、何がなくなったのかを確認してメモします。
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パスポート
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財布(現金、クレジットカード、キャッシュカード)
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スマートフォン
これらはその後の連絡先や手続きが異なるため、漏れなく把握することが大切です。
3. カードとスマホの「利用停止」を最優先に
二次被害(不正利用)を防ぐため、ここからはスピード勝負です。
※スマホ自体を盗まれた場合は、ホテルの電話などから国際電話をかける必要があるため、事前の連絡先メモが命綱になります。
4. 現地警察で「盗難証明書」をもらう
次に、現地の警察署へ向かい、盗難届を出して「盗難証明書(ポリス・レポート)」を発行してもらいます。これはパスポートの再発行や、海外旅行保険の請求に「絶対に必要」となる最重要書類です。
手続きは英語や現地の言葉になるため、翻訳アプリを頼るか、事前に最低限の防犯フレーズを控えておくと安心です。
5. パスポート紛失時は「日本大使館・領事館」へ
もしパスポートを盗まれてしまったら、最寄りの日本大使館や領事館へ直行します。 パスポートがない状態での滞在は法的なリスクもあるため、一刻も早く現地の大使館に事情を話し、再発行や帰国に向けた手続きの指示を仰ぎましょう。
6. 保険会社と日本の家族へ連絡する
パスポートが無い!大使館での再発行手続きと確認ポイント

パスポートは海外で通用する身分証明書なので、常時携帯している必要があります。
ただし、コピーを携帯すれば問題ない国もあるので、事前にその国の事情を調べておきましょう。
(大使館・領事館を確認する)
大使館・領事館のない国で盗難にあったとか、スマホ、現金、各種カードも全部盗難に遭った場合はお手上げです。
単独で海外旅行するときは、くれぐらも相手国の事情を調べておく必要があります。
・所在地と連絡先を確認する
・・・外務省公式サイトや、現地の日本人会、ホテルのフロントなどで確認しましょう。
(本人が現地で手続きをする)
基本的に本人が大使館や領事館へ連絡して、必要書類を持参して手続きをします。
何らかの方法で、現地の大使館・領事館へ行かなければなりません。
(外務省海外安全ホームページ)
パスポートの再発行や必要書類、手続きについては、こちらのホームページを参考にしてください。
万が一のため!海外旅行でのスリの予防策とは?


スリ予防策はそれほど難しいことではないので、しっかり対策をしてください。
海外だけでなく、国内旅行でも予防できます。
(スリの予防策)
・貴重品は分散する
・・・必ずしてほしいのが、スマホ、現金、クレカ、パスポートなどの貴重品を一カ所にまとめないこと。
財布もメインとサブの二種類を別々に持ち、メインには現金とメインのカード、サブにも予備の現金や日本のお金などを入れておきます。
サブをメインのダミーの財布として日中使用するのも良いと思います。
・パスポートはコピー
・・・パスポートはホテルの貴重品ボックスに保管して、持ち歩くのはコピーにします。
・貴重品は肌身から離さない
・・・貴重品は、服の下に隠せるポーチ(腹に巻くタイプ)に入れ、直接取られないようにします。
・スリの多い場所は避ける
・・・事前にスリの多い場所を調べておきます。
混雑した観光地や電車内、市場、駅の構内などは、周囲に注意して警戒しましょう。
・親しい素振りの人に注意
・・・観光地では、日本人をターゲットにするスリ集団も多いです。
一人が親しげに話しかけ、油断したところを別の人が盗むということもします。
・リュックやショルダーバックは前に抱える
・・・後ろに背負うと、チャックを開けられたり、ナイフで切られて中身を盗られることがあります。
また頑丈なファスナーや、防犯ロックのあるリュックなどを選びましょう。
・緊急連絡先などを控える
・・・現地大使館や領事館、カード会社、保険会社の緊急連絡先です。
パスポートのコピーや、ピザのページ、カード番号などは、紙とデータ両方で保管していると安心です。
・海外旅行損害保険に加入
・・・万が一盗難にあっても、保険でカバーできる可能性があるので、内容を検討して加入するようにしましょう。
まとめ
海外旅行での日本人の盗難被害は、在外公館が把握した件数でも、新型コロナ前の2019年で年間約4千件と報告されています。
ただし、実数はこれより多いと言われるので、海外旅行へ行くときは他人事と思わないで、しっかり事前に予防対策をしておくことをおすすめします。