
最近、台風や大雨に加えて、線状降水帯による水害も多いから、自分の家は大丈夫かなって心配になりますよね。
床上浸水や洪水みたいな大きな水害は、正直、どうしようもないことが多いと思います。
でも、もし低い土地で大雨の時に浸水しそうなら、できるだけ被害を小さくしたいですよね。
本記事では、家庭で使える浸水対策グッズとして、止水板、土のう、ボックスウォール、そして排水ポンプについて、どんなものか、どう選ぶか、どう使うかをわかりやすく説明します。
この記事を参考に、浸水対策を考えてみてください。
ここで紹介するグッズは、洪水みたいなひどい浸水じゃなくて、自分たちで対応できるくらいの浸水(深さ30cm以下)を想定しています。
***目次***
住宅の浸水対策!止水板、土のう、ボックスウォールってどんなもの?
(止水板)
・どんなもの?
・・・玄関や車庫の入り口みたいな、ちょっと狭い場所に置いて、水の侵入を防ぐ板状のものです。
アルミや樹脂でできていて、板でダムみたいに水を食い止めるイメージです。
・良い点
・・・設置場所が平らなら、ある程度ぴったりくっついて水が入ってくるのを防いでくれます。
設置が簡単で何度も使えるから、お得感もあります。
・イマイチな点
・・・土のうよりは、ちょっと値段は高め。止水板の幅が足りない場所では、役に立ちません。
地面がデコボコしていると、隙間から水が入ってきちゃいます。
しっかり水を防ぎたいなら、専用のフレームとかレールを設置する検討をしましょう。

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(土のう)
・どんなもの?
・・・布の袋に土や砂を詰めて、それを並べたり重ねたりして、水が入ってくるのを防ぎます。
最近は、土を入れなくても、水を吸って膨らむタイプもあるから、家庭で使うときは便利です。
・良い点
・・・比較的安いし、手に入りやすいのが良いところです。
地面が平らじゃなくても、ある程度対応できるし、カーブでも直線でも自由に並べたり、積み上げたりできます。
・イマイチな点
・・・袋に土を入れたり、積み上げたりするのに、ちょっと体力と手間がかかります。
袋が劣化することもあるから、使う前にチェックが必要です。
破れたりすると、もう使えません。
あと、土のうの場合、使った後の土の処分が面倒だし、基本的には1回しか使えないと思った方がいいですね。

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(ボックスウォール)
・どんなもの?
・・・軽くて並べるのも簡単で、特別な道具やテクニックはいりません。
繰り返し使えるから、コスパも悪くないし、広い範囲をカバーできるのが良いところです。
・良い点
・・・地面が平坦(例えば駐車場)であれば、広範囲にわたって浸水を防ぐことができます。
・イマイチな点
・・・土のうよりは、値段が高いです。
設置できる高さに制限があったり(例えば50cm以下とか)、広い範囲に使う場合は、保管場所が必要になります。

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浸水を防ぐポンプってどんなのがある?どう選ぶ?
止水グッズを使っても、家の中に水が入ってくることがあります。
そんな時、溜まった水を効率よく出すには、排水ポンプが必要です。
家庭で使う排水ポンプには、主に次のものがあります。
(ポンプの種類)
・水中ポンプ
・・・水に浸かった床下や庭に、ポンプごと水の中に沈めて使うタイプ。
比較的安くて、小さいものなら持ち運びもできます。

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・自吸式ポンプ
・・・ポンプを水に沈めないで、ホースを使って水を吸い上げるタイプ。
ポンプを置きやすい場所に置いて、ホースを狭い場所や離れた場所に伸ばして吸い込みます。ちょっと泥水っぽい水を吸い上げるには、このタイプの方がいいですね。

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(ポンプ選びのポイント)
・排水能力
・・・1分間にどれくらいの水(L/min、㎥/min)を排水できるかを確認しましょう。
排水量が多い方が、短い時間でたくさんの水を排出できます。
・電源の種類
・・・家のコンセントで使える100Vの製品を選ぶのがおすすめです。
停電することも考えて、バッテリーも用意しておくと安心です。
・使いやすいタイプ
・・・家の中で使いやすい大きさや重さのポンプを選びましょう。
重くて運べないと意味がないですからね。
あと、どんな場所で、どれくらいの水を排出したいのかも考えておきましょう。
どれが良い?住宅に合った浸水対策グッズの選び方と使い方

浸水対策をしようと思っても、どのグッズを選んだらいいか迷いますよね。
全部あるにこしたことはないけど、お金もかかるし・・・。
何を選ぶかは、家の場所や、どれくらいの浸水が予想されるかによって変わってきます。
(状況別の選び方)
・玄関や車庫への浸水を防ぎたい場合
・・・狭い範囲だけ浸水を防ぎたい場合は、簡単ですぐに設置できる止水板がおすすめです。
いつも浸水しそうなら、専用のレールとかフレームを設置しておくと、もっと早く設置できます。
・家の周りの水の流れを変えたい場合
・・・土のうがおすすめです。
ある程度自由に水の流れを変えられるように積めるし、高さも調整できます。
・平らな場所で広い範囲を浸水対策したい場合
・・・ボックスウォールがおすすめです。
軽くて設置が簡単だから、駐車場とか家全体を囲むように設置できます。
(グッズ別の使い方)
・止水板、ボックスウォール
・・・玄関や車庫の入り口、広い範囲の浸水防止に、素早く設置したい時に使えます。
注意点としては、床が平らで壁や地面との間に隙間ができない場所では使えるけど、地面がデコボコの場所では効果があまりないです。
隙間があると、水がどんどん入ってきてしまいます。
・土のう
・・・玄関、地下車庫の入り口、家の周りなどに、割と自由に置けます。
地面がデコボコでも積み上げられますが、たくさん使う場合は積むのが大変だし、隙間ができないように積むには、ちょっとしたコツが必要です。
土や砂を入れるタイプだと、結構重たくなります。
まとめ
どの浸水グッズをどう使うかは、それぞれの家の状態によって違います。
自分の家がどんな風に浸水しそうかを想像して、どこをどうやって止めたいかを考えてグッズを選びましょう。あと、浸水する前に設置の練習をすることも大切です。