
「都会の一軒家や、マンションに住みたい」という夢を持つ人は多いですよね。
しかし、都会から離れた山を購入して自分だけの空間とし、星空の下でのキャンプやアウトドアなどを楽しむのが夢という人も、結構いるようですよ。
でも「山を買う」としても、購入資金や維持管理、法的な手続きなど難しそうと考えてしまいますよね。
そこで本記事では、山を買うメリットとデメリット、必要な情報、購入するときのポイントについて、わかりやすく解説します。
山林を購入するイメージとして、どんなことをするのか、参考にしてくださいね。
***目次***
山を買うとは?メリットとデメリットは?

(山を買うとは?)
個人や会社などが持つ私有地の「山林」を購入することです。
不動産である山林を購入して、キャンプなどのアウトドアや、自然保護、資産運用などに利用することが目的です。
(メリット)
・自分だけの自然空間が手に入る
・・・一番のメリットと言えるでしょうが、自分の所有地なので、時間や人目を気にすることなく、キャンプ、ツリーハウス、バーベキュー、畑作、サバイバルゲームなど、自由に遊ぶことができます。
・薪などの燃料を確保できる
・・・枯木や間伐材などが自由に活用できるので、薪ストーブなどの燃料が手に入ります。
・自然の山菜が手に入る
・・・所有地内であれば、自由に山菜を取ることができます。
・資産として保有
・・・土地として資産保有することで、将来的に転売などにより利益を生む場合もあります。
・初期費用が比較的安価
・・・住宅地などと比較すると、低価格で大きな面積の土地が購入できます。
(デメリット)
・維持管理するのに費用がかかる
・・・放置していると利用価値が無く、災害防止の責任もあり、周囲とトラブルの元になることがあります。
きちんと管理するには、災害防止対策、倒木、不法投棄などの対策をしなければなりません。
また、固定資産税もかかります。
・インフラ整備の費用がかかる
・・・電気、水道、道路などが無いことが多く、整備するためには費用がかかります。
また、開発するために許可が必要な場合があります。
また、別荘的な住宅を建築できない場所もあります。
・境界線のトラブル
・・・山林なので境界がはっきりしない場合もあり、隣接の土地所有者とトラブルになることもあります。
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山を買うときに必要な情報とは?

山の場合、住宅地と違い広範囲の土地がほとんどなので、自分だけで現地調査して購入を判断することはできません。
購入後、後悔しないためには、事前に情報を確認する必要があります。
(必要な情報とは?)
・登記情報
・・・購入しようとしている山林の登記簿上の「所有者」「住所」「地番」「地目」「面積」「境界点の有無」「公図」などを必ず確認しましょう。
・用途地域など法的規制の確認
・・・市街化調整区域や保安林など、法律で利用制限の有無を確認します。
開発許可が必要な場合や、市街化調整区域では、原則住宅の建築はできません。
また、形状が山林でも地目が農地の場合、農地法の許可が必要となることもあります。
これらは、市町村の担当部署で確認しなければなりません。
・現地確認
・・・地形、地質、傾斜、樹木の生育状態、境界線、道路に接しているか、現地に境界杭があるか、測量しているか、電気水・水道があるかなどを確認します。
これは、自分だけではなく、山林を販売している不動産会社などと一緒に確認することが必要です。
直接公道に接しないで、私有地を通らないと行けないような山林は、避けた方が良いです。
また、雨・風などの自然災害によって、周囲に被害を与える危険性が無いかも確認します。
(売主の信頼性)
土地の売買は、個人取引や不動産業者が仲介に入る場合があります。
個人と個人との売買は何らかのトラブルの元になりやすいので、できれば信頼のおける不動産会社を通して購入するほうをおすすめします。
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山を買う!失敗しない山林購入のポイントは?

(目的をはっきりさせる)
購入する目的は大きく分けて、キャンプなどのアウトドアか、投資や資産目的が多いです。
・キャンプなどのアウトドアが目的
・・・キャンプなどに適した平坦地があるか、車でアクセスできるか、地形的に安全かなども現地調査をして確認しましょう。
・投資、資産目的
・・・雑木ばかりの山林では、木材などに価値は無いので、利益を上げることはできません。
維持管理費や固定資産税を上回る利益を上げることあできないと、資産として持っている意味がありません。
(事前調査を徹底する)
前項で解説した事前調査をしっかり行い、利用目的に合わせた山林なのかをしっかり現地調査をします。
(境界線をはっきり確認)
境界線がはっきりしないと、周囲とトラブルになる可能性があります。
測量済みで境界杭がしっかりしていない山林は注意が必要です。
測量するには、多額の測量費がかかると言われた場合は、購入を避けたほうがよいかもしれません。
(専門家に相談する)
山林は一般の住宅地と違い、はっきりしないことが多いので、自分だけの判断ではなく、専門家の意見や相談することも重要です。
山林売買に詳しい不動産業者や、森林組合に山林の管理方法を相談するのもよいです。
(信頼のおける取引先から購入する)
地元の市役所や森林組合が売却している山林であれば、手続きを行うのもスムーズで、色々な疑問などを相談することができるし、購入するときも安心です。
「山いちば」「山林バンク」などの専門サイトや、地元で実績のある不動産会社も信用できると思います。
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まとめ
「山を買う」ことは、長年の自分の夢を果たすチャンスですが、同時に現実的なリスクや責任が生まれます。
購入を検討する場合は、自分が何をしたいのか目的をはっきりして、地元の役所や不動産・林業関係の業者としっかり相談することが必要です。