
現代のマンションは、気密性が高く断熱性にも優れているとよく言われます。
しかし、その反面「湿度がこもりやすい」とか、「気が付いたらカビが発生している!」などという人もいるようですよ。
確かに、クローゼットを開けたときに変な臭いがするとか、カビが広がっていたら、かなりショックを受けてしまいますよね。
そのような経験はしたくありませんが、マンションの気密性や高湿度なのを理解していないと、思わぬ落とし穴があるかもしれません。
そこで本記事では、マンションのカビと結露が心配な人向けに、マンションにカビができる原因や、クローゼットのカビを防ぐ収納術、高湿度・結露をコントロールする工夫について、わかりやすく解説します。
マンションのカビ対策や高湿度対策に、ぜひ参考にしてください。
***目次***
なぜマンションは湿度が高くなる?気密性が招くカビの原因は?

(湿度が高くなる原因は?)
近年のマンションは、省エネ性や季節ごとの快適性を求めることから、高気密・高断熱構造で
造られているものが圧倒的に多いですね。
・高い気密性
・・・今や隙間風という言葉は使うことは少ないかもしれませんが、マンションでは窓やドアの隙間をなくし、壁や床の断熱材を強化し気密性を高くしています。
窓やドアを閉めていると、室内の空気や湿気と外気が入れ替わりにくい構造ということです。
そのため、室内で発生する湿気がは、そのままこもってしまうことが多いのです。
・室内の湿気
・・・どんなものが湿気になるのかというと、主に住んでいる人間の呼吸や汗、調理時の湯気、部屋干ししている洗濯物、入浴や浴室よのものの湿気などがあります。
それぞれ日常的なものなので、生活していると必ず出てくる湿気です。
・換気不足
・・・気密性が高いので、計画的に換気をしなければ、室内の湿気はどんどん滞留していきます。
換気をしなければ室内にこもってしまうので、外気と触れたりすると温度差により、結露を発生させてしまうのも当然と言えるでしょう。
(カビの原因)
気密性がカビの原因となる流れは、次のようになります。
・室内の湿度が上がる
・・・室内に湿気が溜まってくると、当然湿度も高くなりますよね。
そして場所によって、湿度の高い場所と低い場所があると思いますが、全体的に湿度が高くなると思ったほうがよいでしょう。
・空気の対流不足
・・・換気を充分にできる場所なら良いですが、クローゼットや押入れ、物入れなどは、閉めていることが多く、どちらかというと換気しにくい場所ですよね。
そうすると、空気の対流不足で湿気がこもってしまうということになります。
・結露発生
・・・室内の湿度の高い空気が、外気で冷やされた壁や窓などに触れることで、やがて結露が発生します。
結露が発生すると、窓や壁に水滴がついたりして、ますます湿気が高まります。
・カビの発生
・・・湿度が70%前後、温度が25~30℃の環境になるとカビが発生しやすくなると言われます。
マンションの中には、室内の湿度に加えて結露の水分やホコリ、皮脂などによりカビが発生し繁殖してしまいます。
このように、マンションの高気密性が、カビの発生する原因の一つとなってしまいます。
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クローゼットのカビ発生を防ぐ!結露と湿気対策の収納術とは?

クローゼットは、物や衣服などを収納する場所で、マンションのなかでは、日の当たらない場所や風通りの少ない場所に設置されていることが多いです。
そうすると、カビが発生しやすい場所になる可能性が大きいですね。
そして、クローゼットのカビの発生を防ぐには、結露と湿気対策を考えなければなりません。
(結露と湿気対策)
・定期的に扉を開ける
・・・簡単に出来る方法としては、代表的なものなので、ぜひ実践してください。
扉を閉めっぱなしにしないで、毎日数分でも扉を開けて室内の空気と入れ替えましょう。
また、天気の良い日は窓を開けて換気し、クローゼットの扉も併せて長く開けることも効果があります。
・収納物を詰め込みすぎない
・・・衣服類をギュウギュウに詰めたり、衣装ケース類などの積み重ねはなるべく避けます。
ハンガーにかけた衣類の間隔は3㎝程空けるようにして、空気の通り道を作りましょう。
また、ケース類は壁から離し、すのこや除湿シートなどを床に敷いて通気性を高めます。
・湿気を含んだ衣類は乾燥させる
・・・着用後の衣類は、しまう前に一度風通りの良い場所で、乾燥させてからしまいます。
基本的に湿ったものは、そのまま入れないようにすることを心がけましょう。
・湿気対策グッズを活用
・・・置形タイプや吊るすタイプの除湿グッズが、ホームセンターや通販で市販されているので、クローゼットの大きさに合わせて複数配置して湿気をとりましょう。
・壁に断熱シート
・・・クローゼットが外壁と接近しているとか、結露になる恐れがあるときは、断熱シートを貼ると湿気の発生を軽減できます。
予防策として、カビ除けスプレーなどと併用するのもおすすめです。

マンションでカビが発生するのは、クローゼットだけではありません。
マンション全体の高湿度、結露をコントロールすることが、カビ発生の予防につながります。
・換気システムを活用する
・・・もし、24時間換気システムがあるマンションであれば、積極的に活用して換気を行うことをおすすめします。
寒いとか音がするとかで使用しないでいると、湿気が室内にこもる原因となり、カビが発生する可能性が高くなります。
・除湿機などで除湿する
・・・湿度を下げる方法として代表的なものです。
部屋干しする場合は、除湿器などで除湿するか換気をして風通りをよくするなど、湿度を下げるようにしましょう。
・結露対策
・・・外気との温度差により結露が発生するので、窓や壁に断熱シートや結露防止フィルム、吸水テープなどを活用し、なるべく温度差を少なくして、結露を予防するようにします。
・家具の配置を考える
・・・家具は壁にぴったり付けないようにして、5㎝以上は隙間をつくります。
それぞれの家具も隙間を空けるように配置して、風の通り道を作り、湿気が溜まるのを防ぐようにします。
・湿度計を複数置く
・・・湿気が気になるところに湿度計を置き、湿度が高くなったら換気するとか、除湿するように意識するのも良い工夫です。
まとめ
クローゼットを含め、マンション室内は湿気の「見えないトラブル」が潜みがちです。
こまめなチェックとちょっとした工夫で、カビを未然に防ぐことができます。
気密性の高いマンションだからこそ、換気や除湿に気を配りカビを防ぐことが大切です。