
夏を何とか涼しく過ごすために、欠かせない物の一つに扇風機があります。
でも、使う時期になって押入れから出してみると、ほこりがひどいので、びっくりしたということがありませんか?
そのような汚れたままで扇風機を回すと、風と共にホコリも部屋中に撒き散らかし、故障の原因や衛生面でも良いことではありません。
そこで本記事では、タイプ別扇風機にホコリが溜まる原因や、掃除方法や洗い方、掃除用グッズなどをご紹介します。
安全かつ効果的に、扇風機をキレイにして、快適に夏を過ごしましょう。
***目次***
扇風機のホコリはなぜ溜まる?タイプ別に見る原因は?

扇風機の種類は、大きく分けて天井型、タワー型、プロペラ型の三つのタイプです。
それぞれタイプが違いますが、ホコリが溜まる原因には、共通のものとそれぞれの理由があります。
(共通の原因)
扇風機は空気を吸い込んで、風を前方へ送るというのが主な構造です。
このとき、空気中のチリやゴミ、繊維くずなどの微粒子も一緒に吸い込み、それが静電気によってカバーやフィルター、プロベラなどに付着することでゴミが溜まります。
(天井型:シーリングファン)
天井に設置されており、空気を天井付近でかき回すことで、空気中の軽いホコリや綿ぼこりが上昇して羽根の上面に堆積しやすい特徴を持っています。
また、天井は高いので掃除しにくく、掃除する回数も少ないので、長期間のホコリが溜まりやすく、見えにくいため気付きにくい面もあります。
(タワー型)
タワー型は縦長の細長いスリット構造で、内部の細長いファンが回転して、吸気口から空気を吸い込んで前方に風を送ります。
吸気口は本体の背面や下部にあることが多く、吸気口のフィルターにホコリやハウスダストが溜まりやすい傾向があります。
また、内部のファンやルーパーは、細かな隙間が多いので、ホコリが入り込むと掃除がしづらく、分解が必要になることもあります。
(プロペラ型)
最も一般的な扇風機ですが、露出している羽根に空気中のホコリが付きやすい構造です。
特に羽根の前面や背面のカバーにホコリが付くことが多く、目に見えるので気付きやすいと言われています。
ホコリがひどくなると、風量が落ちたり異音がすることがあります。
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タイプ別!扇風機の正しい掃除方法と洗い方のコツは?
(天井型:シーリングファン)
・安全のため電源を切ります。
・ホコリが下に落ちるので、床には新聞紙やビニールシートなどを置きます。
・台や脚立を使い、羽根の上のホコリを優しく払う方法もありますが、無理な体勢や不安定な作業になるので、おすすめできません。
・天井型の場合は、高所用モップで掃除すると安全です。
・羽根の上部はホコリが積もりやすいので、月1回程度で清掃をします。

(タワー型)
・電源を切り、コンセントを抜きます。
・タワー型にはプロペラがありませんので、本体の外側や吸気口、送風口に付いているホコリを掃除機やハンディブロワーなどを使い、ホコリを吸引します。
・吸気口の網目や送風口のホコリは、隙間ブラシやエアダスターで、やさしくとります。
・説明書を見て分解できそうであれば、分解して掃除をしますが、無理して分解するのはおすすめできません。出来るところまでの掃除にしてください。

(プロペラ型)
プロペラ型は、ある程度分解できるので、しっかり洗えます。
・電源を切り、コンセントを抜きます。
・説明書などに、分解する方法が書かれている場合は、説明書に従って取り外しをします。
・羽根、カバーなどを中性洗剤やぬるま湯で洗い、その後しっかり乾燥させます。
・本体は乾拭きか、固く絞った布で拭きます。
・乾いたら、元通りに組み立てて完了です。

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一般家庭でも扇風機掃除をラクにするグッズは?

扇風機を効率的かつ安全に掃除するために、役立つ便利グッズをご紹介します。
(共通で役立つグッズ)
・マイクロファイバークロス
・・・乾拭き、水拭き、洗剤拭きなど、あらゆる場面で傷を付けずに使用できます。
繊維が細かいため、ホコリや油汚れをしっかり絡め取り、拭き跡も残りにくいのが便利です。
・掃除機
・・・羽根やカバー、本体の大きなホコリを吸い取るときに使いますが、ブラシノズルや隙間ノズルは、細部のホコリを吸い取るのに便利です。
・ウエットシート(使い捨て)
・・・軽く拭くと汚れが取れるので、本体の外側やカバーなど、気が向いたときに日常的に使用すると良いです。
・食器用中性洗剤
・・・プロペラやカバー・ガードなど、油汚れやほこり、油汚れを落とすのに使用します。
・エアダスター
・・・分解ができない扇風機の場合、内部のホコリを外部に吹き飛ばすことができます。
ノズルが長い物だと、より奥に届きやすいです。
・隙間ブラシ
・・・吸気口や送風口の細いルーパーの間や、届きにくい内部のホコリをかき出します。
・割りばしの先に巻き付けた布
・・・自分で簡単に作ることができるグッズで、割りばしの先に布などを巻き付けて輪ゴムで固定すれば、簡単お掃除グッズができ上ります。
CLEANHOME ホコリ取り はたき ハンディモップ 伸縮可能 高い所掃除 250cmまで伸縮 手洗い可能 曲がる可能 天井/車/家/ブラインド/エアコンに適用 (ホワイト)
Cleanhome ホコリ取り ほこりとり はたき ハンディモップ 伸縮可能 高い所掃除 250cmまで伸縮 手洗い可能 曲がる可能 天井/車/家/ブラインド/エアコンに適用 (グレー)
まとめ
扇風機は、意外と見た目以上にホコリが溜まりやすい家電です。
ホコリを溜めると見た目や衛生環境も悪くなり、アレルギーの原因や送風効率を下げる可能性もあります。
タイプに合わせた掃除を定期的に行うことでホコリを無くし、快適で衛生的な風を感じましょう。