
素敵な庭を目指している我が家の庭が、「水はけが悪くていつも水溜まりができている。」
このような状態では、植物の根腐れや病気の原因になることも少なくないと思います。
その水はけの悪さを解決するには、土壌改良という方法がありますが、「専門業者に頼むのは費用もかかるし・・・」とあきらめている人も多いのではないでしょうか?
でも、DIYでパーライトという土壌改良剤を使うことで、大幅に費用を節約する方法があるのです。
本記事では、基本知識として粘土質の庭土の水はけが悪くなる原因、パーライトで水溜まりを解消する方法について解説します。
また、DIYで庭を土壌改良する流れについても、わかりやすく解説します。
初心者でも、簡単に土壌改良できるので、ぜひチャレンジしてください。
***目次***
粘土質の庭土!水はけが悪くなる原因は?

(水はけがわるくなる原因)
粘土質の庭土の水はけが悪くなる原因には、土の物理的な性質と地形的なものがあります。
・土の粒子が非常に細かい
・・・粘土質の土は、砂や壌土に比べると非常に細かいので、粒子同士がぴったりくっついて、空気や水が通る隙間がほとんどなく、排水性や通気性が悪いのが特徴です。
そのため、雨が降ったときに土の中に浸透しにくく、地表に水が溜まりやすくなります。
・排水性と通気性が悪い
・・・理想的な土壌はある程度の隙間があり、水や養分を保持しつつ水や空気の通り道がありますが、粘土質の土は水や空気の通り道が少ないので、乾燥するとカチカチに固まり、水を含みとドロドロになって表面に水が溜まりやすくなります。
・水は家の悪い土層がある
・・・庭の土層のなかには、下に工事などで踏み固められた土層が存在することがあります。
祖の場合、表面は良い土でも、下の層の水はけが悪いので、水溜まりができることがあります。
・庭の地形
・・・粘土質以外でも、庭の傾斜がないとか、凸凹があることで、排水が追い付かないので水がたまることもあります。
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パーライトとは?透水性を高めて水溜まりを解消するには?

(パールライトとは?)
火山岩の一種である真珠岩や黒曜石を高温で加熱・膨張・発砲させて作られた、軽く多孔質な土壌改良剤です。
見た目は白い軽石のようで、非常に軽いです。
・多孔質構造
・・・無数の小さな空洞が形成されているので、土に混ぜ込むと空気や水の通り道になり、透水性や通気性が高まり、植物の根が呼吸しやすくなります。
・重量が軽い
・・・発泡しているので非常に軽いので扱いやすく、粘土質の重い土に混ぜると、土全体の軽量化に貢献します。
また、高温で焼成されているので、病原菌や雑草の種子を含まず、無菌性が高いです。
・黒曜石
・・・比較的丸みがある粒で、本体に小さな空洞が複数ありますが、内側だけにあり外壁には穴が空いていません。
排水性・透水性に効果がありますが、特に水はけを重視する場合に適しています。
・真珠岩
・・・小さな空洞が内部だけではなく、外壁にも無数の穴が空いてスカスカしています。
そのため、内部まで水が浸透しやすいので保水性に優れています。
水はけが目的であれば黒曜石ですが、保水性を重視する場合は真珠岩が適しています。
(透水性を高めて水溜まりを解消するには?)
パーライトは、粘土質の土に混ぜて排水・透水・保水性を高めるのが目的です。
・現在の状態を確認
・・・雨が降った後に水たまりができる場所、土が硬くてスコップが刺さりにくい場所、ぬかるんでいる場所を特定して、土壌改良する範囲を決めます。
・土を掘り起こす
・・・土は20~30㎝程度の深さまで掘り起こすと、土壌改良剤が混ざりやすくなります。
・パーライトを混ぜる
・・・土に混ぜるときは、肥料などを一緒に加えると、排水性と保水性、栄養が向上します。
混ぜる比率は、20%前後が目安ですが、パーライト袋の説明書を参考にしてください。
土とよく混ぜて表面を平らにすると、水溜まりができにくい庭になります。
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自宅の庭をDIY!水はけを良くする土壌改良の流れとは?

自宅の庭の粘土質をDIYで土壌改良する流れは、主に次のとおりです。
(土壌改良の道具を揃える)
土壌改良をする場合に、主に使用する道具を揃えましょう。
・スコップ(剣先、角形)
・クワ(広い場合は、耕うんする機械)
・土や材料の運搬用の容器、バケツ
・整地するレーキ、またはトンボ
・軍手、長靴
・パーライト、肥料など
(土壌改良のながれ)
・土を掘り起こす
・・・改良したい範囲の土を、深さ30㎝程度掘り起こすことが重要です。
固くしまった土のままだと、改良剤の効果が発揮できません。
・土の塊を砕いてほぐす
・・・土の塊をスコップなどで細かく砕き、小さな塊にほぐして2~3日程度放置します。
・パーライトを混ぜる
・・・掘り起こした土に、元の土の量に対して、約20%程度で巻き込めます。
この時、腐葉土や肥料などを一緒に混ぜると、ふかふかした排水性、透水性、保全性の高い土になります。
・混ぜた土を戻して聖地する
・・・よく混ぜた土壌改良した土を、元の場所に戻して、レーキなどで表面を平にします。
・水を撒いて排水渋滞を確認
・・・整地した場所に、じょうろやホースで水を撒いて、水の浸透状態を確認します。
以前よりも早く水がひく状態であれば、透水性を改善したことになります。
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まとめ
庭の水はけが悪いのは、庭全体の地形や粘土質の土というのが原因のほとんどです。
その庭にパーライトを使って土壌改良をして水はけを良くし、植物が健康に育つ理想のガーデニングを目指しましょう。