
ギターを始めようと思った人が最初に迷うのは、「アコースティックギターとクラシックギターのどちらを選んだら良いのだろうか?」ではないでしょうか。
また、「ギターを始めるときに、必要なものはなに?」という人も多いですよね。
もしそのようなことであれば、安心してください。
今回の本記事では、アコースティックとクラシックのギターの違いと選び方のポイントを始め、初心者におすすめのギターセットの選び方をご紹介します。
あなたにぴったりの一本を見つけて、楽しいギターライフに踏み出しましょう!
***目次***
アコースティックとクラシックのギターの違いとは?

アコースティック(フォーク)とクラシックのギターは、どちらもアンプを使わないで演奏しますが、構造や音色、演奏スタイルなどに違いがあります。
アコースティックを「ア」クラシックを「ク」とします。
「弦の種類」
・ア・・・スチール弦、張りが強く、硬いイメージです。
・ク・・・ナイロン弦、柔らかく、軽いイメージがあります。
「音色」
・ア・・・明るくシャープで、響き渡る力強さがあり、特にストローク(コードをかき鳴らす奏法)に迫力があります。
・イ・・・柔らかく丸みがあり、一つ一つの音が繊細で、指や爪によるタッチに敏感に反応します。
「ネックの幅と形状」
・ア・・・比較的狭いのでコードは押さえやすく、指版は少しカーブがあり、弾き語りで複数の弦を同時に押さえるのに適しています。
・ク・・・アコースティックギターよりもネックの幅は広く、指版はフラットに近い形状です。
弦と弦の間隔も少し広いので、指を動かしやすく単音や指で弦を弾く奏法がやりやすいです。
「ヘッド(糸巻き部分)の形状」
・ア・・・ヘッドの表から見て横に糸巻き(ペグ)が飛び出しています。
・ク・・・ヘッドに穴が開いており、その中に糸巻きがある形状です。
「ボディの構造」
・ア・・・クラシックよりも大きめに作られていて、スチール弦の張力に耐えるため、ボディは頑丈に作られています。
ボディのネック付近をえぐってへこませた、カットウェイタイプもあります。
・ク・・・ナイロン弦の張力に合わせて、アコースティックよりもシンプルで少し小さいです。
「演奏スタイル」
・ア・・・ピックを使ったストロークや、指を使ったフィンガースタイルに向いています。
フォーク、ポップス、ロック、ブルース、カントリーなど幅広く演奏でき、弾き語りの伴奏も人気があります。
・ク・・・指や爪を使ったフィンガースタイルで演奏するのが主流です。
クラシック、フラメンコ、ボサノバ、ジャズなど、繊細な音色や表現力が求められる演奏に多く使用され、ソロギターが醍醐味となっています。
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アコースティックとクラシックのギターの選び方のポイントは?

それぞれ特徴が違うので、どちらを選ぶか迷ってしまいますよね。
どちらを選ぶかは、どんな音楽を演奏したいか、音色や弾き心地はどうなのかなど、好みによって大きく変わってきます。
(どんな演奏をしたいのか)
ロック、ポップス、ブルース、フォークなどを弾きたいのであれば、アコースティックギターがおすすめです。
クラシック、ボサノバ、ジャズ、フラメンコなどを弾きたいのであれば、クラシックギターがおすすめです。
一番重要な選択の要素であり、初心者の中には両方弾いてみたいという人もいると思います。
しかし、同じギターでも、構造や音色、弾き心地が違うので、どちらかを選択した方が良いと思います。
ある程度弾けるようになってから、違うタイプのギターを弾くことはいくらでもできます。
(弾き心地、音色)
アコースティックのスチール弦は硬いので、慣れるまで指先が痛くなりやすいです。
でも、ある程度弾いていると、タコができるので痛く感じなくなります。
クラシックのナイロン弦は、テンション(引っ張り強度)が低く柔らかなので、初心者にもやさしいです。
(音色)
アコースティックは、明るくてパワフルなサウンドを弾くことができます。
クラシックは、柔らかいサウンドが中心なので、力強く弾きたい場合は、アコースティックの方が良いです。
音色は弾く人の好みによることなので、楽器店などで、実際に弾いて音色を聴き比べると良いです。
(ネックの使い心地)
アコースティックは、ネックがクラシックよりも細いので、コードが押さえやすいです。
クラシックは、ネックが広いのでコードは押さえにくく感じるかもしれませんが、慣れてくるとそれほど差は感じなくなります。
フィンガースタイルで弾きたい人は、クラシックの方が指間隔が広いので、複雑な指の運びがしやすいと思います。
(ボディサイズ)
ボディサイズが体に合うかどうかは、実際にお店で持ってみないと実感が沸かないです。
実際に持ってみて、体で感じましょう。
(価格)
当たり前ですが、ギターには安価~高価まで色々な価格が設定されています。
極端に安価なギターは、構造的に精度が低くチューニングが狂いやすいとか、弾きにくいことがあります。
一般的には、最初から高価なギターを購入しないで、初心者用のギターセットから始めてみる人が多いです。
実際に弾けるまで使う人もいれば、短期間で飽きたり、あきらめたりする人や、高価なギターを購入しても置いているだけという人もいます。
音質の良い高価なギターは、ある程度弾けるようになり、ギターの良い悪いがわかるようになってから購入することをおすすめします。
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失敗しない!初心者におすすめの「ギターセットの選び方」とは?

アコースティック、クラシックのどちらを選んでも、それぞれギターセットが販売されているので、手間や費用を抑えることができます。
(ギターセットとは?)
ギター本体だけではなく、演奏に必要なアクセサリーが揃っているので、個別に購入する必要がないので便利です。
(セット内容の確認)
初心者の場合、何が必要なのかわからない人もいるので、最低限必要と思われるアイテムを確認してくだい。
・ギター本体
・チューナー・・・ギターの音程を合わせるために必要です。電池式が便利です。
・ピック・・・弦を弾くためのアイテムです。予備を含めて数枚あると良いです。
・ギグバッグ、ソフトケース・・・ギターを運んだり、保管したりします。
・ストラップ・・・立って演奏するときに使用します。
・予備の弦・・・弦は切れることがあるので、予備が必要です。
・教本・・・弾き方の基本や動画レッスンが付いていると安心です。
(ギターセットの選び方)
・初心者向けの価格帯を選ぶ
・・・初心者は1~3万円の価格帯が主流で、品質とコスパのバランスが良いです。
3~5万円になると品質が良く、長く楽しめます。
ただし、長続きしない人には、ちょっとお高い買い物になる可能性もあります。
・メーカーで検討する
・・・有名なメーカーや人気のあるメーカーは、比較的信頼性が高いです。
YAMAHA、モーリス、アリア、フェンダー、エピフォン、ギブソンなどが人気があります。
・店舗や口コミの評判を参考
・・・店舗で実際にギターを触ったり持ったりして、店員と相談しながら選ぶのがおすすめです。
通販などで選ぶときも、実績があり信頼のおける大手の楽器店を選ぶと安心です。
また、実際に購入した初心者の意見を参考にするのも良いでしょう。
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まとめ
初心者がギターを始めようとするときは、演奏したい音楽に合わせたギターを選びましょう。
また、始めはギターの良し悪しはわからないで、初心者用のギターセットを購入して始めることをおすすめします。