
忙しい朝のお弁当作り、おかずを一から作るのは大変で、朝からストレスが溜まります。
でも近頃では、時間があるときにおかずを作り置きして冷凍保存し、朝までに自然解凍して、お弁当に入れている人が多いようです。
自然解凍なので、解凍の手間もいらず、詰めるだけなので時間もかからない便利な方法です。
しかし、全ての食材が冷凍に適しているわけではなく、なかには冷凍や自然解凍に不向きなものもあり、保存方法を間違えると食中毒の恐れがないわけではありません。
そこで本記事では、自然解凍できる冷凍おかずの選び方や、冷凍おかずの作り置きと自然解凍の注意点、安全な保存方法などを解説します。
ご自宅のお弁当の冷凍おかずの作り方、保存方法の参考にしてくださいね。
***目次***
自然解凍できる!冷凍おかずの選び方とは?

自然解凍できる冷凍おかずは、お弁当作りを楽にしてくれる心強い味方です。
しかし、どんなおかずでもOKというわけではありません。
中には、冷凍に不向きなものや、味が落ちるものもあるので、注意しなければなりません。
以下に選び方のポイントをご紹介するので、参考にしてください。
(自然解凍に向いているおかず)
・加熱済みでしっかり味付けされているであれば、美味しくいただけます。
・水分が少なくてベチャッとしにくいものだと、食感が落ちにくいです。
・冷凍して解凍しても、痛みにくい素材を使っているものは安心です。
「おかずの例」
・焼き物
・・・豚肉、鶏肉の照り焼きや焼き魚など。
・炒め物
・・・肉の炒め物、きんぴらごぼう、ハンバーグ、スパゲティ、玉子焼きなど。
・揚げ物
・・・唐揚げ、コロッケ、天ぷらなど。
・野菜
・・・ナス、ブロッコリー、ホウレンソウ、チンゲンサイなど、加熱したりお浸しにしたもの。
・市販の冷凍おかず
・・・自然解凍OKの表示がある食品は、特殊な技術で加工されているので、積極的に使いましょう。
(自然解凍に不向きなおかず)
・水分や汁気の多い煮物や和え物などは、解凍するとベチャベチャになることがあります。
・生野菜で葉物野菜をそのまま使うと、解凍したとき水分が出てきてシナシナになります。
・冷凍と解凍により、食感が変わってしまうものがあります。
「おかずの例」
・葉物野菜(そのまま使ったもの)
・・・キャベツ、キュウリ、レタスなどの葉物野菜ともやし。
・食感が悪くなるもの
・・・こんにゃく、白滝、豆腐、厚揚げなど。
ワタミの宅食ダイレクト いつでも三菜 10食セットD 冷凍弁当 惣菜 管理栄養士監修 時短 レンジ 簡単調理 冷凍おかず おかずのみ 宅配弁当 おかずセット 塩分 カロリー 調整 ストック
ベルーナグルメ 冷凍弁当 冷凍 おかず 弁当 10食セット 第2弾ほほえみ御膳 惣菜 冷凍食品 簡単 お弁当 常備食
冷凍おかずの作り置きと自然解凍の注意点は?

(冷凍おかずの作り置きの注意点)
・加熱をしっかりする
・・・半生状態だと冷凍中に菌が繁殖する可能性があるので、加熱をしっかり行いましょう。
・冷ましてから冷凍
・・・暖かいまま冷凍すると、品質が劣化しやすく傷みが早くなることがあります。
熱をしっかり下げてから冷凍しましょう。
・急速冷凍をする
・・・ゆっくり冷凍すると解凍時に水分がでることや、食感や風味が損なわれることもあるので、なるべく早く冷凍するようにしましょう。
・小分けして冷凍する
・・・必要な分だけ解凍できるように、1回分ずつ小分けにして冷凍しましょう。
(自然解凍の注意点)
・市販の冷凍おかずと自作の冷凍おかずの違い
・・・市販の冷凍おかずで自然解凍OKものは、最初から数時間後に解凍するように特別な技術で菌の繁殖を防ぐように作られています。
朝お弁当に入れて解凍するまでは、保冷材の役割をして、昼には食べ頃になるものです。
自作の冷凍おかずは、単に冷凍するだけなので、解凍するまでの間に菌が繁殖し、食中毒を起こす恐れがあります。
そのため、自作の冷凍おかずの場合は保冷剤代わりにならないので、お弁当と保冷剤をセットで使用してください。
・再冷凍は絶対しないこと
・・・一度解凍したおかずを再冷凍すると、品質が低下し食中毒が起こる可能性が高まります。
まごころ弁当 塩分制限食 21食セット 冷凍弁当 冷凍食品 惣菜 お弁当 おかずのみ 健康 カロリー 人気 まごころケア食 管理栄養士監修
食のそよ風 プチデリカ10食セット (10食Aセット)
保冷剤を使う?おかずの安全な保存方法と保存期間の目安は?

暑い季節や長時間の持ち運びするときは、食中毒のリスクが高まるので、保冷剤を使用することが重要です。
(保冷剤を使用するときのポイント)
・保冷効果の高いものを使う
・・・板状のもので高吸水性ポリマーを使用したものは、保冷効果が高いと言われています。
・複数個使用する
・・・お弁当の大きさや気温に合わせて、複数個の保冷剤を使うのが理想的です。
お弁当の上下や、周辺を囲むように入れると効果的です。
・お弁当と密着させない
・・・保冷剤が弁当に直接触れると、一部の場所だけが冷えるので、品質が損なわれる恐れがありので、タオルや布などで包み、間接的に冷やすようにしてください。
(安全な保存方法)
・加熱はしっかり、冷凍は冷えてから
・・・食材の中心部までしっかり加熱したあと、冷ましてから冷凍します。
熱いままだと冷凍した時に、保存容器に水滴がついて菌が繁殖する恐れがあります。
・個別に容器で小分けする
・・・おかずは1回分ずつ小分けし、アルミカップなどで直接触れ合わないようにします。
・空気に触れさせない
・・なるべく空気に触れないようにして、ラップやジップロックでしっかり密閉しましょう。
密閉容器は食品用アルコールで消毒すると、菌の繁殖を抑えることができます
(保存期間の目安)
冷凍おかずの保存期間は、気温や湿度、おかずの種類などによって異なるので、あくまでも目安として考えてください。
保存期間を保証するものではないので、できるだけ早く食べることをおすすめします。
・解凍したおかずは3~4時間
・・・朝お弁当に入れたらお昼には食べるようにして、再冷凍は絶対しないでください。
・冷凍おかずは2週間以内
・・・冷凍したままのおかずは、長期間保存していると、味が変わることや風味が無くなることもあります。なるべく早く食べるほうが美味しくいただけます。
・変色や異臭に注意
・・・少しでも変色や異臭など異常があったら、食べないようにしましょう。
特に夏場など、熱い時期は保冷剤を使うとか、冷蔵庫にお弁当ごと入れるようにしましょう。
アサヒ興洋 保冷剤 S 6個セット 10×16cm 保冷効果 5~6時間 防カビ 抗菌加工 お弁当 長時間保冷 日本製 IC-01
スケーター(Skater) 保冷剤 ベルト付き ディズニー ミッキー&フレンズ 23 14×8cm CLBB1-A
まとめ
お弁当作りの強い味方の冷凍おかずは、解凍の方法や保存方法を上手にすると、とても頼もしいものです。
市販の冷凍おかずと併用して使えば、彩り豊かなお弁当ができ上りますよ。