
「打ちっぱなしコンクリート壁」は、クールでスタイリッシュな印象から、多くの人々から支持を集めています。
しかし、コンクリート特有の性質から湿気がこもりやすく、一部ではカビや結露など、色々なトラブルが発生しているようです。
なぜ、コンクリート壁にカビや結露が発生してしまうのでしょうか?
本記事では、カビや結露の発生原因や具体的な対策とメンテナンス、打ちっぱなしコンクリートのメリット・デメリットについて解説します。
これからコンクリート壁を取り入れようと考えている人、既にお住いの人でカビや結露にお悩みの人も参考にしてください。
***目次***
なぜ打ちっぱなしコンクリート壁にカビ?結露発生の原因は?

(カビが発生する原因)
・結露が起きやすい
・・・コンクリートは熱伝導率が高く外気温の影響を受けやすいため、室内との温度差が大きくなり、冬など外気で冷えた壁に室内の温かい空気が触れると、表面や内部に結露が発生してしまいます。
・保水力が高い
・・・コンクリートは多孔質構造なので、水分を吸収しやすく溜めやすい性質があります。
梅雨の時期や雨の日、湿度が高い時に、壁内部に水分が溜まり、カビの発生に適した環境になることがあります。
・壁の微妙な凸凹
・・・コンクリートの表面は、滑らかに見えても微細な凸凹があり、空気中のごみや水分、汚れなどが付着するので、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
・通気性が悪い
・・・コンクリートは気密性が高いので、内部の湿気が抜けにくい構造です。
そのため、換気性が悪いので壁に水分が溜まり、湿度が上ることによって、カビの繁殖を促します。
(結露が発生する原因)
カビが発生する大きな原因は、コンクリート壁の結露です。
コンクリート壁は熱伝導率が高いので、どうしても外気温と室内の温度差によって、結露ができてしまいます。
特に冬の寒い時期は、室内で暖房や加湿器の使用や調理、入浴、部屋干しをすることで湿度が高くなり、壁の温度差により結露が起きやすくなります。
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カビ・結露を防ぐ具体的な対策とメンテナンスは?

カビや結露を防ぐためには、日頃の対策と、定期的なメンテナンスが必要です。
(具体的な対策)
・定期的に換気をする
・・・日常で定期的に窓を開けて自然換気を行うとか、換気扇をこまめに使用するようにします。
特に入浴後や洗濯物の部屋干しのときなど、室内の湿度が高くなりやすいときは、換気をおこなうようにします。
1日に数回、5分程度窓を開ける習慣をつけましょう。
・除湿器の使用
・・・湿度の高い時期には除湿器を使用して、部屋の中の湿度をコントロールします。
エアコンの除湿機能を併用すると、より効果があると思います。
・断熱対策
・・・コンクリート壁の内側に断熱材や断熱シートを貼り、温度差が少なくなるようにします。
(メンテナンス)
・壁をこまめに清掃する
・・・カビの栄養源を絶つために、定期的に壁の表面をハンディワイパーや布などで清掃します。
軽い汚れなどには、中性洗剤を薄めて布に浸み込ませて拭き取り、最後に乾いた布でしっかり拭き取りましょう。
・カビ退治
・・・カビが発生している場合は、市販のカビ取りクリーナーなどのカビ退治グッズを使用してカビを取りましょう。
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打ちっぱなしコンクリートのメリットとデメリットとは?

打ちっぱなしコンクリートは、独特な美しさと無機質な質感を持っており、根強い人気がありますが、次のようなメリット・デメリットが考えられます。
(メリット)
・デザイン性
・・・独特のデザイン性があり、無機質で都会的な印象を与えます。
アートギャラリーのようなモダンな洗練された表情に、多くの人が魅力を感じています。
・耐久性
・・・コンクリートは耐久性が高く、耐火性・耐震性・防音性に優れています。
そのため、安全性が非常に高いです。
・メンテナンスの手間が少ない
・・・表面の張替えなどが不要なので、基本的にメンテナンスは低い構造です。
(デメリット)
・カビが発生しやすい
・・・コンクリート壁の性質上、冬は寒く夏は熱がこもる傾向があり、結露が起こりやすいので、放置しているとカビが発生しやすいです。
・ひび割れが目立ちやすい
・・・細いひび割れが目立つことや、雨だれ汚れが見えると、ちょっと汚い感じがします。
・経年変化による劣化
・・・メンテナンスを行わないで放置していると、経年変化でひび割れ、変色、剥離などの劣化が生じることがあります。
・改修がむずかしい
・・・打ちっぱなし部分を改修・補修する場合、仕上がりの色や質感が合わないことがあるので難易度は高めです。
新たに穴を開けるとか、配線を通すときも、作業に手間がかかります。
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まとめ
(打ちっぱなしのコンクリート壁は、見た目を重視した空間やデザインとしては魅力がありますが、断熱や湿気対策、結露対策に工夫が必要です。
メリット・デメリットを十分に理解した上で、暮らしやすさとのバランスを見極めて選ぶのがポイントです。