
煮物料理を美味しくするために、「落とし蓋」という木の蓋は欠かせないですよね。
落とし蓋は使う鍋より一回り小さい木の蓋で、材料の上にポンと直接乗せることで、食材に均一に火を通し、煮崩れを防いで味を全体に浸み込ませるために使います。
しかし、使おうと思ったときに手元に無いとか、使う鍋に合う落とし蓋がない時もあります。
そのような時には、アルミホイルやクッキングシートで落とし蓋を代用してみませんか?
そのような時のため、本記事では、アルミホイルやクッキングシートを代用にした落とし蓋の作り方や、安全性についてわかりやすく解説します。
落とし蓋が無くても、心配はいりません。
代用の落とし蓋で、いつもの料理をさらに美味しく仕上げましょう。
もう落とし蓋で困らない!アルミホイルで代用する作り方は?

(アルミホイルのメリット)
落とし蓋は、使う鍋よりも一回り小さな蓋なので、鍋の大きさに合わせた木の蓋が必要ですが、アルミホイルであれば、鍋のサイズや形に合わせて大きさを調整できます。
また、ほとんどの家庭に置いてあるものなので、手軽に使えて使い捨てできるのも衛生的です。
(作り方)
・使う鍋より少し大きめのサイズで、アルミホイルをカットします。
・カットしたアルミホイルを、軽くクシャクシャにします。

クシャクシャにすると柔らかくなって、鍋の形にフィットしやすくなりますよ。
・クシャッとしたアルミホイルを広げて、鍋の大きさよりも一回り小さめに丸めて、形を整えます。
・割り箸かフォークなどを使い、中央付近に1~2㎝程度の大きさで、数ヵ所穴を開けます。

これで、煮物の蒸気が抜けやすくなります。
・鍋の中の食材の上に直接乗せて、落とし蓋として使用します。
・アルミホイルのみだと、浮いてしまう場合があります。
その時は、耐熱性のお皿などを重石がわりに使用しましょう。
東洋アルミ(Toyo Aluminium) サンホイル 14M 1本 シルバー
三菱アルミニウム アルミホイル ニッパクホイル 30cm×50m 1個入
アルミホイルが熱で溶ける?代用落とし蓋の安全性は?

(落とし蓋では溶けない)
アルミホイル自体はとても薄いので、落とし蓋として使っている間に、溶けてしまうのではないかと心配する人も多いようです。
確かにアルミホイルは、直接火にかけた場合や、酸やアルカリなどに長時間触れると、化学反応を起こしてまれに溶けることがあります。
しかし、落とし蓋として使った場合、アルミホイルの融点は約660℃なので、煮込み料理の温度100℃以下では溶けません。
また、何らかの原因でアルミホイルが溶けたとしても、人体に吸収されることはほとんど無いので問題はありません。
エムエーパッケージング アルミホイル 厚手お料理ホイル 25cm×15m シルバー 厚手
中村 クッキングシート 両面使える 業務用 料理がくっつかない 幅33cm×30m巻
落とし蓋の代用!安全性ならクッキングシート!作り方は?

アルミホイル以外にも落とし蓋の代用品として、クッキングシートも使うことができます。
(クッキングシートのメリット)
落とし蓋として使用する場合、溶ける心配はありません。
クッキングシートも一般の家庭にほとんど置いてあるので、手軽に使えて使い捨てできます。
また、アルミホイルとおなじように、大きさを自由にカットできます。
(作り方)
・使う鍋よりも少し大きめに、クッキングシートをカットします。
・クッキングシートはアルミホイルのときのように、クシャクシャにする必要はありません。
カットした状態で、中央部分に1~2㎝程度の穴を数ヵ所開けます。
・鍋の中の食材の上に直接乗せて、落とし蓋として使用します。
・クッキングシートの場合、油分やアク、水分を吸収するので重たくなります。
そのため、軽いアルミホイルと違い、落とし蓋として安定しているので重石を乗せることは不要です。
信越ポリマー クッキングシート 33cm×30m 業務用 電子レンジ対応 オーブン対応 1本入
by Amazon クッキングシート 30cm x 30m x 2本(Kuras)
まとめ
一般の落とし蓋が無くても、アルミホイルやクッキングシートのどちらかがあると、代用として使うことができます。
簡単に作ることもできるので、お好みの方で試してください。