
暑い夏に大活躍の扇風機ですが、いつの間にか風がホコリっぽいとか、ちょっと変な音がしたりすることはありませんか?
そのようなときは、プロペラやカバーはもちろん、モーター部分にホコリが溜まっているかもしれません。
そのまま放置していると、ホコリがさらに溜まり、風量が弱くなったり、異常音がしたり、故障の原因になってしまいます。
そうならない前に、自分で扇風機を分解掃除してホコリを落としましょう。
本記事では、扇風機のプロペラ・モーターの外し方やホコリを落とす方法、分解できない掃除機の掃除の方法について、わかりやすく解説します。
ご家庭でもできるので、ぜひ本記事を参考に扇風機の分解掃除に、挑戦してみませんか。
扇風機の分解はどこまでできる?プロペラ・モーターは分解できる?

扇風機の分解はどこまでできるかは、製品や構造などによって範囲が異なります。
一般的に分解できる範囲はモーターカバーまでと考えてもよいでしょう。
(一般的な扇風機の分解範囲)
・前面、背面カバー
・・・一般的なプロペラ扇風機では、取り外し可能です。
下か上に固定用のツメ(レバー)か、ネジで固定されています。
・プロペラ(羽根の部分)
・・・一般的なプロペラ扇風機では、取り外し可能です。
中央のキャップを回して外すタイプや、ネジで固定されているタイプがあります。
・モーターカバー
・・・モーターを囲っているカバーは、取り外し可能な機種が多いです。
ただし、機種によっては外せないものもあります。
・モーター
・・・モーター本体は、専門知識と技術が必要なので、分解してはいけません。
無理に分解すると、故障や感電などの危険性があるので、表面のホコリを落とす程度にしてください。
(分解するときの注意ポイント)
・分解する前に、必ず取扱説明書を確認してください。
・無理に分解しないように、部品の破損や故障の原因になります。
・特にモーター部分の分解は、専門知識がない限り行わないでください。
・分解した部品は、元に戻せるように順番に並べて置いて、清掃作業をしましょう。
扇風機のプロペラからモーターカバーまで、ホコリを落とす方法は?
プロペラ式の一般的な掃除機の、分解掃除の手順を解説します。
(準備するもの)
・雑巾
・・・乾拭き用と水拭き用を用意します。
・中性洗剤
・・・プロペラやカバーなどの洗浄用です。
・綿棒、歯ブラシ
・・・細かい部分の掃除や、ホコリ落としに使用します。
・ドライバー
・・・掃除機を分解するときに使用します、
・新聞紙やビニールシート
・・・掃除する場所に敷き、ホコリなどで床を汚さないようにします。
(分解掃除する手順)
・電源プラグを抜く
・・・安全のため、必ず電源をオフにしてプラグを抜きましょう。
・分解前の清掃
・・・分解前に扇風機全体のホコリを、掃除機で軽く吸い取ります。
分解前に軽く雑巾で水拭きして、乾燥させてから分解を始めます。
・前面カバーを外す
・・・ツメタイプは軽くひねってツメを外し、ネジタイプはドライバーでネジを外してください。

・プロペラを外す
・・・キャップを外すタイプは、中央キャップを反時計回りに回すと外れます。
ネジタイプは、普通にネジを回して外してください。

・プロペラを洗う
・・・雑巾に中性洗剤を浸けて、プロペラを水拭きします。

・背面カバーを外す
・・・プロペラを外してから、ネジを緩めてカバーを外してください。
前面カバーと背面カバーも、雑巾で中性洗剤を浸けて、水拭きします。

・モーターカバーと周辺の掃除
・・・ネジを外してモーターカバーを取り外します。
モーター周辺のホコリを、綿棒と歯ブラシを使って落とします。
掃除機のノズルでホコリを吸い取るのも効果的です。
モーター本体のホコリを落とすときは、水を使わないでください。
モーター部分は水分が入ると故障の原因になります。

・組み立てて仕上げ
・・・それぞれしっかり乾いたら、元どおりに組み立ててください。
電源を入れて動作確認をします。
(掃除するときの注意ポイント)
・モーター部分は、水洗いを避け、乾拭きしてください。
・分解したパーツを洗うときは、中性洗剤を浸した雑巾で優しく洗いましょう。
分解できない扇風機は、どのように掃除する?

扇風機には、プロペラが無いタイプや、タワー型タイプもあります。
これらの扇風機は、内部の構造が複雑なため、無理に分解すると故障の原因になることがあります。
そのため、分解せずにできる範囲で掃除を行います。
(分解できない扇風機の掃除ポイント)
掃除機でホコリを吸い取る
・・・送風口や吸気口など、ホコリが溜まりやすい部分を中心に、掃除機で丁寧にホコリを吸い取ります。
細かい部分のホコリは、ブラシ付きのノズルや、隙間ノズルを使うと落とすことができます
まとめ
扇風機の分解掃除は、家庭で簡単にできます。
定期的に行うことで、扇風機にホコリに着くのを防ぎ、結果的に長持ちさせることが、出来ると思います。