
お彼岸は、ご先祖様や故人を偲び、感謝の気持ちを伝える大切な期間で、3月と9月の年2回あります。
仏壇の掃除とともにお墓参りに行くことが多い、仏教上の一般的な行事です。
しかし、いざお墓参りに行こうと思っても、何を持っていくとよいのか、マナーで注意することはあるのかなどと、ちょっと悩むことがあるのではないでしょうか?
そこで本記事では、お墓参りの準備や持っていくもの、供花やお供え物の選び方、お参りマナーなどについてわかりやすく解説します。
この記事を参考に、心を込めたお墓参りで、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えてはいかがでしょうか。
***目次***
お彼岸のお墓参り!準備はどうする?持っていくものは?

お彼岸のお墓参りは、しっかりと準備をして、心を込めてご先祖様を供養しましょう。
(お彼岸の日程とお墓参りの日)
・お彼岸の日程の確認
・・・毎年春と秋の年2回あるので、春分の日と秋分の日を確認します。
春分の日と秋分の日をそれぞれ中日とし、その前後3日間(合計7日間)のことを言いまず。
・お墓参りの日を決める
・・・当たり前ですが、家族や親せきなど、一緒に行く人の日程を調整して、都合の良い日を選びます。
(お墓参りの持ち物リスト)
・お供え物
・・・果物、お菓子、おはぎなどを選びましょう。
故人の好きだった果物や飲み物なども良いでしょう。
・供花(くげ)
・・・菊やユリ、リンドウなど長持ちする花が一般的です。
・そうそく・線香
・・・故人を供養するための必需品です。
ろうそくや線香に火を点けるため、ライターも用意します。
・数珠
・・・手を合わせるときに必要な仏具です。
もし忘れたときでも、他人の数珠を借りるのはやめましょう。
自分の数珠がないときは、素手で拝んでもかまいません。
・掃除道具、水
・・・ほうき、雑巾、軍手、ゴミ袋、水、タオルなどを用意し、お墓を綺麗にしましょう。
タオルは、掃除後やお参り後に手を拭くために使います。
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お彼岸のお墓参り!供花やお供え物の選び方は?

(供花におすすめの花)
お墓に供える花は、長持ちしやすく落ちにくいものを選ぶのが基本です。
・菊
・・・仏花の定番で長持ちし、香りが強く邪気を払うとされています。
・ユリ
・・・清らかで上品な印象があり、供花が惹き立ちます。
・カーネーション
・・・長持ちしやすく、色のバリエーションも豊富です。
・リンドウ
・・・紫の色合いが落ち着いた雰囲気を演出し、仏花として人気です。
・造花
・・・現在では生花ではなく、本物のように見える造花を用いる人もいます。
(避けたほうがよい花)
・トゲのある花(バラ、アザミなど)
・・・トゲが「苦しみ」や「痛み」を連想させるため不向きと言われています。
・毒のある花(スズラン、彼岸花など)
・・・不吉なイメージがあるため、縁起が悪いとされ、避けるのが無難です。
(お供え物の選び方)
お供え物は、故人の好物や、お彼岸にちなんだものを選ぶのが一般的です。
・おはぎ
・・・お彼岸の定番で、あんこが邪気を払うとされています。
・果物(リンゴ、ブドウ、ナシなど)
・・・果物の中でも腐りにくく、見た目も華やかです。
・お菓子(和菓子・せんべい)
・・・包装されたものなら日持ちもよく、持ち帰りしやすいです。
・飲み物
・・・お茶や故人の好きだった飲み物を用意しましょう。
(避けたほうがよいお供え物)
・生もの(刺身・肉類など)
・・・絶対避けましょう。傷みやすく、お墓に残すと動物に荒らされる可能性があります。
・匂いが強いもの
・・・強い匂いは不適切とされることが多いです。
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お彼岸のお墓参り!お参りマナーと供花は持ち帰り?

お彼岸も含めて、お墓参りのときはご先祖さまや故人を偲ぶ大切な時間であり、正しいマナーを守ることも必要です。
(お墓参りの基本マナー)
お墓参りの際は、以下の順番で行うのが一般的です。
・お墓の掃除をする
・・・まずは墓石の汚れを落とし、周囲を清掃します。
持参した(または霊園の備え付け)ほうきや雑巾、軍手などを準備し、草取りも行います。
・お供え物・供花を供える
・・・お供え物にふさわしいものを置き、供花は花立てにきれいに活けましょう。
・ろうそく・線香を灯し、お参りする
・・・ろうそくに火を点けて、その火で線香をつけます。
点いたあとは、口で吹き消さず、手であおぐようにしてください。
数珠を手に持ち、静かに手を合わせてお参りします。
・お供え物やゴミを持ち帰る
・・・お供え物はそのままにせず、必ず持ち帰るのがマナーです。
(供花は持ち帰るべき?)
お墓に供えた花を持ち帰るかどうかは、状況によって異なります。
・持ち帰る場合
・・・霊園や寺院で持ち帰るように決まっている場合です。
花が枯れかけている場合など、見た目が悪くなる前に撤去します。
また、鳥や動物に荒らされる可能性がある場合は、持ち帰ります。
・持ち帰らなくてもよい場合
・・・供えたばかりでまだ綺麗な状態で、次の訪問者のために残しても良い場合。
お寺や霊園が供花の管理を行い、定期的に処理している場合。
(持ち帰った供花はどうする?)
持ち帰ったお供え物は、傷む前に家族で食べましょう。
持ち帰った供花は、そのまま仏壇などに飾らず、別の場所や仏壇の横などに飾ります。
その後、地域のごみの分別に合わせて処分します。
仏壇に飾る花は、別途仏壇用の花をかざるようにしてください。
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まとめ
お供えしたものは、その場に残さず基本的に持ち帰るのがマナーです。
食べ物を放置するとカラスや動物が荒らす原因になるため、供養の気持ちを込めて一度お供えした後は、持ち帰るようにしましょう。