
春の訪れとともにやってくる嫌な花粉シーズン。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど、辛い症状に悩まされている人も多いですよね。
日中と同じように、夜も花粉症で悩まされる人も多く、夜の対策も必要です。
本記事では、花粉症の飛散量が変わる時間帯と原因、都市部と郊外地での花粉の飛ぶ条件と影響の違い、夜間の花粉症対策と予防法について詳しく解説します。
花粉の飛散する情報や対策を知り、快適な春を目指しましょう。
***目次***
花粉症は夜間も油断大敵!原因と飛散量が変わる時間帯

(花粉症の原因は?)
スギやヒノキなどの植物の花粉が鼻や目の粘膜に付着することに、体の免疫システムが過剰に反応するのが原因です。
また、花粉症の人は、花粉に対してアレルギー反応を引き起こす抗体を持っているので、花粉と結合することで化学反応が起き、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状を引き起こします。
(主な花粉の種類(日本))
・スギ花粉(2月〜4月)
・・・日本で最も多い原因。
・ヒノキ花粉(3月〜5月)
・・・スギの次に多い。
・ブタクサ花粉(8月〜10月)
・・・秋に多い。
・ヨモギ花粉(8月〜10月)
・・・秋の代表的な花粉。
(なぜ夜間も飛散するの?)
・気温の変化
・・・日没後、空気の対流が起こり、地面に落ちていた花粉が再び舞い上がる。
・建物の影響
・・・都市部では、建物に付着した花粉が、夜間に室内に侵入することがある。
・寝具への付着
・・・日中、衣服や髪の毛に付着した花粉を、夜間に吸い込む。
(時間帯別の花粉飛散量の変化)
花粉の飛散量は、日中から夕方にかけてピーク。
でも気温が下がる時間帯や、風が強い日などは、夜間の花粉飛散量が増加します。
これは日中に落下した花粉が、車の走行や風の吹き上げで、空中に舞い上がるとか、日中と夕方の温度差による空気対流で、上空に舞うためです。
都市部と郊外地で違う?花粉の飛ぶ条件と影響の違いとは?

(花粉の飛ぶ条件の違い)
・花粉の発生源
都市部・・・周辺に森林が少ないので、発生源も少ない。
郊外地・・・森林や草地が多いので、発生源が多い。
・飛散量
都市部・・・少なめだが、長時間対流しやすい。
郊外地・・・多めで風の影響を受けやすい。
・風の影響
都市部・・・高層ビルが多く、空気の流れが滞る。
郊外地・・・風通しが良く、遠くまで飛散する。
・大気汚染の影響
都市部・・・排気ガスやPM2.5が多い。
郊外地・・・比較的少ない。
・地表への影響
都市部・・・コンクリートやアスファルトが多く、花粉が舞いやすい。
郊外地・・・土地が多く、地面に吸収されやすい。
(都市部の花粉の特徴と影響)
・花粉の滞留
・・・花粉の量自体は郊外より少ないですが、ビルやアスファルトの影響で地面に落ちた花粉が再び舞いやすい。
夜になっても気温が下がりにくく、花粉が空気中に長く滞留することがある。
・影響
・・・昼間の花粉が舞い続けるため、夜間の症状がひどくなることもある。
ハウスダストやPM2.5と相乗効果で、アレルギーが悪化しやすい状態になる。
気密性の高い住宅では、花粉が室内に入り込むと留まりやすい。
(郊外地の花粉の特徴と影響)
・花粉の発生源に近い
・・・スギやヒノキなどの花粉の発生源が多いため、飛散量自体は多い。
風が強いと、大量の花粉が飛んでくることがある。
地面が土で覆われているため、花粉が吸収されやすく再飛散は少なめ。
・影響
・・・昼間の外出時に大量の花粉を浴びやすい。
都市部ほど夜の花粉の滞留は少ないが、昼間の影響が大きい。
風が強い日には、遠くから大量の花粉が運ばれてくることもある。
日中より危険?夜間の花粉症対策と効果的な予防法とは?

(夜間の花粉症対策 〜自宅編〜)
・窓の開閉に注意!花粉が入りやすい時間帯を知る
・・・夜8時〜深夜0時頃は、花粉が地表に降りてくる時間帯なので、窓を開けない。
換気は、昼の早い時間(午前中)や、花粉の少ない深夜(1時以降)がオススメ。
・空気清浄機を活用する
・・・寝室に空気清浄機を設置し、花粉を除去する。
風量は、「強風」だと花粉を巻き上げるので、「弱〜中」が効果的。
・室内に花粉を持ち込まない工夫をする
・・・帰宅時に玄関で、衣服を払う。
髪にも花粉がついているため、お風呂に入って洗い流す。
洗濯物は、部屋干し や花粉ガード付きのカバーを使う。
・加湿して花粉を抑える
・・・室内の湿度を50〜60%に保つと、花粉が舞いにくくなる。
加湿器がない場合は、濡れタオルを部屋に干してもOK。
(夜間の花粉症対策 〜睡眠編〜)
・寝具の花粉対策を徹底する
・・・枕カバーやシーツは、できれば週2〜3回こまめに交換。
花粉がつきにくい防ダニ・防花粉カバーを使用するのもオススメ。
・寝る前に鼻のケアをする
・・・鼻うがいをして、鼻腔にたまった花粉を洗い流す。
ワセリンを鼻の穴の入り口に塗ると、花粉が直接粘膜につくのを防げます。
(夜でも安心!効果的な花粉症予防法)
・免疫力を整える食事を意識する
・・・乳酸菌(ヨーグルト、納豆、キムチ)を摂ると、アレルギー反応を抑える効果が期待できます。
・生活習慣の見直し
・・・十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、健康的な生活習慣を心がけることで、免疫力を高め、花粉症の症状を軽減する。
・夜の花粉症がひどい場合は、薬や漢方を活用
・・・症状がひどいときは、寝る前に抗ヒスタミン薬を服用すると効果的。
副作用が気になる場合は、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などの漢方もオススメ。
・アレルギー薬の服用
・・・症状が辛い場合は、医師や薬剤師に相談し、適切なアレルギー薬を服用します。
まとめ
花粉は日中以外も飛散することがあるので、寝る前や室内環境の対策が重要です。
特に、換気のタイミング・空気清浄機・寝具の管理を実施するだけで、症状を大幅に軽減できます。
また、食生活やストレス管理も花粉症を和らげるポイントなので、免疫力を高める生活習慣を心がけましょう。