
「最近、トイレが近いな・・・」 「夜中に何度も目が覚めてトイレに行くのがつらい・・・」
などという、お悩みを抱える男性は多いようですね。
中には、トイレに行きたいのは仕方ないと、諦めている人もいるでしょう。
でもそのまま放置していると、日中もトイレのことが気になって、仕事や日常生活に支障をきたすこともあるようです。
本記事では、男性の頻尿の原因と症状、改善するための食事と生活習慣、頻尿対策のための自宅トレーニング方法について解説します、
頻尿改善をできることから始めてみましょう!
***目次***
男性の頻尿の原因とは?症状とチェックポイントは?

(頻尿とは?)
頻尿とは、「トイレの回数が多くなる状態」のことです。
加齢や生活習慣の乱れ、病気などが関係していることが多いです。
(男性の頻尿の主な原因)
・加齢による膀胱の変化
・・・膀胱の筋力は、加齢によって少しずつ弱くなります。
尿を溜める力も弱いので、すぐトイレに行きたくなってしまいます。
・前立腺肥大症
・・・前立腺は男性だけの臓器ですが、加齢により大きくなり、尿道を圧迫することがあります。
そうすると排尿を妨げたり、昼夜の頻尿や残尿感の症状がでてくることがあります。
中高年の男性に最も多い病気です。
・過活動膀胱
・・・膀胱が異常に敏感になって、少しの尿が溜まるだけでも、強く尿意を感じます。
トイレに行くのが我慢できないとか、尿を漏らしてしまうことがあります。
ストレスや緊張によって、過敏になることもあるようです。
・水分やカフェイン・アルコールの過剰摂取
・・・水分の摂りすぎや、利尿作用がある飲み物を飲みすぎると、頻尿につながります。
特に夜に飲むと、夜間頻尿を起こすことが多いです。
・糖尿病
・・・糖尿病で高血糖の状態が続くと、腎臓が尿をたくさん作るようになるため、頻尿を引き起こしてしまいます。
・膀胱炎
・・・膀胱炎は、細菌感染によって膀胱に炎症が起こる病気です。
頻尿や排尿痛、残尿感などの症状が現れます。
(頻尿の主な症状)
トイレに行く回数は、元々人によって違うので、目安と考えてください。
・排尿回数
・・・日中に8回以上。
・夜間排尿
・・・夜中に2回以上。
・尿意切迫感
・・・急に強い尿意を感じます。
・残尿感
・・・トイレに行っても、尿が残っている感じです。
・排尿量が少ない
・・・尿の回数は多いけど、1回の排尿量は少ない。
(頻尿セルフチェックポイント)
・排尿回数
・・・1日に何回トイレに行っているか記録します。
8回以上は、頻尿と考えてもよいでしょう。
ただし個人差や自分の感覚があり、7回以下でも回数が多いと感じる場合は、頻尿の可能性があります。
・夜中の排尿回数
・・・夜中に2回以上だと、頻尿の可能性があります。
・1日の水分量
・・・水分摂取量や、カフェイン・アルコールの量を確認します。
水分量が過剰な場合は、飲む量を見直しましょう。
※ 頻尿の可能性が高いときは、改善することを検討してください。
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頻尿を改善するための食事と生活習慣は?今日からできることは?

(頻尿を改善する食事のポイント)
まずは生活習慣や食事の見直しで、頻尿改善にチャレンジです!
今日から実践できる頻尿対策をご紹介します。
(避けるべき食べ物・飲み物)
・・・膀胱を刺激しやすいものを控えると、頻尿の症状が和らぐことがあります。
・カフェインを含む飲み物(コーヒー・緑茶・紅茶・エナジードリンク)
・アルコール(ビール・ワイン・焼酎など)
・炭酸飲料(コーラ・ソーダ類)
・香辛料が強い食べ物(唐辛子・カレー・ワサビなど)
・酸味の強い果物(オレンジ・グレープフルーツ・レモンなど)
(頻尿を改善するおすすめの食べ物)
膀胱の機能強化につながる食材を食べます。
・イソフラボン(大豆製品)
・・・豆腐・納豆・豆乳など。
前立腺の健康を保ち、男性の頻尿改善に役立ちます。
・マグネシウム
・・・アーモンド・バナナ・ほうれん草など。
神経の働きを整え、膀胱の過敏を抑えます。
・食物繊維(便秘解消)
・・・玄米・ごぼう・さつまいも・海藻など。
便秘による膀胱圧迫の解消を目指し、腸内環境を整えます。
・発酵食品(腸内環境改善)
・・・ヨーグルト・ぬか漬け・キムチなど。
腸を健康にし、自律神経を整えます。
・水分補給の仕方を工夫する
・・・こまめに水分を摂り、夕方以降は少なめにしてください。
(生活習慣の改善ポイント)
・トイレ回数を減らす
・・・無理をしない程度ですが、トイレの「行きすぎ」を防ぐために、意識して我慢する習慣をつけます。
・排尿時の切れをしっかり
・・・排尿時にしっかり出し切り、残尿感を防ぎましょう。
・寝る前の水分を控える
・・・夜間頻尿には寝る前2時間は控えます。
・ストレスを減らす
・・・ストレスが多いと自律神経が乱れ、膀胱が過敏になるので、リラックスする時間を作りましょう。
深呼吸・瞑想・ストレッチなどで、心身をリラックスさせます。
・軽いウォーキングや散歩をする
・・・運動は血行を促進し、頻尿改善が期待できます。
・お風呂で体を温める
・・・湯船に浸かって、体をしっかり温めます。
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トイレの回数を減らす!頻尿対策のための自宅トレーニング方法は?

自宅で簡単にできる頻尿対策トレーニングを紹介します。
膀胱の筋肉を鍛え、尿をためる力を強化します。
・やり方
・・・トイレに行きたくなったら、まず 5〜10分我慢 してみます。
慣れてきたら、少しずつ我慢する時間を延ばし、最終的に 2〜3時間我慢することを目指します。
ただし、強い尿意を感じたら無理せずトイレに行ってください。
・ポイント
・・・我慢しすぎて膀胱炎にならないよう注意してください。
トイレに行った記録をつける と、効果を実感しやすいです。
骨盤底筋は、膀胱や尿道を支える重要な筋肉です。
衰えると尿漏れや頻尿の原因になるため、しっかり鍛えましょう。
・やり方
・・・お尻の穴をギュッと締めます。
おならを我慢するイメージで行い、そのまま5秒キープし、その後にゆっくり力を抜きます。
これを 1セット10回×1日3セット 続けましょう。
・ポイント
・・・仰向け・椅子に座った状態・立った状態 どれでもOKです。
息を止めず に、ゆっくり呼吸しながら行いましょう。
毎日継続 して効果を実感しましょう。
(スクワット)
下半身を鍛えて血流を良くし、骨盤底筋の働きをサポートします。
・やり方
・・・肩幅に足を開きます。
ゆっくり腰を落とし、お尻を後ろに引くように下げます。
太ももが床と平行になるくらいまで下げたら、ゆっくり元に戻します。
1セット10回×1日3セット を目標に行います。
・ポイント
・・・膝がつま先より前に出ないようにしてください。
腰を落とすとき 息を吸い、戻すときに息を吐きます。
最初は無理せず、浅めのスクワットから始めましょう。

(ドローイン)
お腹の深い部分にある インナーマッスル を鍛えて、膀胱の安定性を向上させます。
・やり方
・・・背筋を伸ばして立つか、仰向けに寝ます。
お腹をへこませながら、ゆっくり息を吐きます。
おへそを背中に近づけるイメージですね。
お腹をへこませたまま、10秒キープしてください。
ゆっくり息を吸いながら、お腹を元に戻します。
1セット10回×1日3セット が目安です。
・ポイント
・・・お腹を引き締める意識をして、腰が反らないように注意してください。
息をしっかり吐ききる ことで効果アップします。
椅子に座った状態でもできる ので、仕事中や移動中にもおすすめです。

(かかと上げ運動)
足の血流を良くすることで、膀胱の働きを正常にし、頻尿の改善をサポートします。
・やり方
・・・背筋を伸ばして立ち、足を肩幅に開きます。
ゆっくりかかとを上げて、つま先立ちになります。
2〜3秒キープしたら、ゆっくりかかとを下ろします。
1セット10回×1日3セット を目標に行ないましょう。
・ポイント
・・・バランスが取りにくい場合は、壁や椅子に手を添えてOKです。

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まとめ
食事と生活習慣の改善は、頻尿改善にもつながります。
今日からできることを取り入れて、快適な毎日を取り戻しましょう。
ただし、この記事の情報は一般的なもので、医学的なアドバイスではありません。
必ず医師に相談し、適切な診断と治療を受けるようにしてくださいね。